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東京都知事選と五輪利権「凄絶10人バトル」全裏側 vol.01

[週刊大衆01月27日号]

酷寒の首都・東京が、いま熱く燃えている。
猪瀬直樹・前東京都知事が【徳洲会5000万円闇献金】問題で、突然辞任。
その後釜を決める選挙(1月23日告示、2月9日投開票)をめぐる動きが、ヒートアップしているのだ。
「東京都の年間予算は、約6兆円。これは、台湾やタイの国家予算に匹敵する額です。都知事になるということは、その巨大予算を差配する超権力を握ることになります」(都庁担当記者)

これだけではない。2020年に開催される東京五輪の"スポーツ利権"もまた手中に。
政治評論家の本澤二郎氏は、こう解説する。
「五輪開催に向けた施設の建設や地域開発。はたまた、道路のインフラ整備など大規模プロジェクトが動きます。そこでは、公共事業を誰に発注するかをめぐり、政官財を巻き込んだ巨大利権争奪戦の勃発は必至です」

たとえば、神宮外苑の再開発予算1兆円(予測)をゼネコン各社で奪い合う事例などは、典型的。
「すでに、再開発利権は臨界エリアから羽田沖にまで広がっており、水面下では激しい暗闘が繰り広げられているといいます」(前同)

新たに東京都知事の座に就けば、これら巨大利権を差配する権限を握るのだ。
その権力の座を射止めんと、前日弁連会長の宇都宮健児氏や元航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄氏、ドクター中松らが立候補を表明。
「ただ、これまでの都知事選の例に見るまでもなく、"後出しじゃんけん"が断然有利。本命は告示日ギリギリまで立候補表明を待ちたいところですね」(全国紙政治部デスク)

巨大利権が絡み、さらに「国政への影響も大」(前同)だけに、各党も支持、または推薦する候補者選びに頭をひねる。
「先に有力候補に唾をつけないと、出し抜かれる。かといって、後出しのほうが有利。都知事選は、常にチキンレースなんです」(同)

選挙戦の前の戦い……以下、水面下の"欲と暗闘"を徹底リポートする。
まずは現在、都知事の座に最も近いと目されている舛添要一・元厚労相。
「各党の事前調査でも、かなり好感触」(同)ということもあり、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、こう評す。
「自民党は"勝てる候補"に乗るスタンス。同党が勝てる候補と見ているのが舛添氏です」

ただし問題もあり、と言うのは政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏だ。
「自民党が麻生政権後に下野した際、早々に同党に見切りをつけ逃げ出し、除名処分されたのが舛添氏。これを、麻生元首相の盟友の安倍首相は裏切り者として、いまだに許していません」

1月6日に開いた自民党選対会議の席上、「安倍首相は、舛添氏の対抗馬として外務省の齋木昭隆事務次官の妻で、同省の齋木尚子国際文化交流審議官の名を挙げています」(前同)
自民党内も紛糾、一枚岩とはいかないようだ。

一方、舛添氏には民主党も食指が動く。
「そこで舛添氏は、どちらが"カネ(選挙資金)と票"を多く出せるか、と両天秤に掛けるわけです。"機を見るに敏"な舛添氏らしい」(ベテラン政治記者)

この舛添氏同様、機を伺っているのが、昨年暮れに日本維新の会を離党、議員辞職した東国原英夫氏だ。
「11年の都知事選で、石原慎太郎・元都知事の対立候補として出馬。169万票を獲得した実績は、候補者の資格十分です」(同)

ただ、政治評論家の小林吉弥氏は、こう読む。
「自公が舛添氏支持となれば、東国原氏は勝てないとして出馬は見送るでしょう。勝てない戦はしないというのが同氏の信条ですから」

一方で、こんな話もある。
「東さんは、年末にビートたけしさんと会って、今後について話したといいます。たけしさんは周囲に、"アイツが受かれば、風俗業界が大喝采だぜ"なんてシャレ半分で言っているそうですが、"殿"の応援があれば、その破壊力は計り知れませんよ」(芸能記者)

01月21日公開のvol.02に続く・・・。

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