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「滝を止めたことがある」棋士界イチのゆるキャラ、加藤一二三伝説

天才であればあるほど、周囲に伝説を残すもの。
最近ではテレビのバラエティ番組にもたびたび出演し、愛称「ひふみん」としても知られる、棋士の加藤一二三九段。
かねてよりネットを中心に「ひふみん伝説」が語られるほどの人気キャラクターでもある加藤九段だが、先日行われた順位戦での対局中に、「カキフライ定食」と「チキンかつ定食」をダブル注文する、という新たな伝説を作り、御歳75歳にして繰り出された“荒技”に将棋ファンは騒然となった。

この日、加藤九段と対局中だった三枚堂四段は、

“昨日の注文、カキフライ定食「と」と言われた時は、さすがに動揺しました笑 改めて今自分は伝説の方と将棋を指していると実感したのは、言うまでもないですね”

とTwitter上でコメントを残している。

現役最年長棋士でもあり、棋士界きってのゆるキャラでもある加藤一二三九段。彼の天才性が伝わる数多くの逸話から、その一部を紹介したい。

■滝を止めさせた
箱根での対局中、人工の滝の音が耳障りであったため、滝を止めさせたという加藤九段。またその話を聞いた羽生善治も加藤九段に「私も滝を止めるようになった」と告白したという。
対局時の環境に何よりも強いこだわりを見せる加藤九段は、空調にも人一倍うるさい。対局時に席を立ちエアコンのリモコンをいじる姿は、NHKでの放送中もたびたび映されている。また、エアコンで温度をあげようとしてうっかり部屋の電気を真っ暗にしまったこともある。

■ネクタイが床に着きそうなほど長い
ネクタイを畳に着きそうなほど長く結ぶ。加藤九段本人いわく、偶然長めにネクタイを結んだところ、普段以上に澄んだ心持ちで対局することができたため、以降長いネクタイが流儀になったとか。
ちなみに対局中に相手の背後に立って盤面を見る癖がある加藤九段。一度、集中しすぎで相手の頭に長いネクタイがかかるという出来事があった。

■とにかく鰻重が好き
すぐに届いてすぐに食べられるため、対局時はつねに鰻重だった。立会人を務めた際も、関係者が夕食の心配をしているのを見て「食事は、簡単に食べられる鰻重あたりがよろしいのではないですか」とアドバイスした。2013年以降は医者の「脂っこいものは控えた方がいい」という注意もあり、注文することはなくなってたが、ここでまさかの「カキフライ定食チキンカツ定食ダブル注文」だった。


真実かウワサか定かでないが、『感想戦で二歩』『一分将棋中にもかかわらず席を立つ』『師匠を逆破門した』など、他にも幾多の伝説を残すひふみん。
最近では奇抜な言動が注目を集めているが、「神武以来の天才」と称される将棋史に名を刻む名棋士である。

“渡辺竜王は、もう大舞台で私と対局することはないと思っているので、気楽にしゃべっているのだろうが、今でも竜王と五分に戦えると思っているし、対局前から諦めるようになったら引退すべきである”

御歳75歳を迎えた現役最年長棋士である加藤一二三九段が残した熱い名言である。そのゆるいキャラの中に秘めたる勝負師の魂は未だ衰えることを知らない。

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