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薬漬けにされる医療よりも介護にお金を回すべき

「病院の処方薬はこんなに危ない!」と警鐘を鳴らすのは近藤誠がん研究所 所長の近藤誠氏だ。その他の専門家の意見を加えつつ、現代の医療のありかたに疑問を投げかける書籍『ダマされないための完全お薬ガイド2015』から、一部を抜粋してお届けする。

認知症薬だけではありません。認知症患者のなかには、症状を抑えようと抗不安薬、精神安定剤、抗うつ薬、睡眠薬等々、たくさんの薬が処方されている人がいます。さらには、それらに加えて、高血圧薬、糖尿病薬など、持病の薬を飲んでいる人もいます。老人施設に勤める医師の話を聞くと、こうした薬をたくさん飲んでいるために、食欲も意欲も元気もなく、身体が動かなくなり、ぼーっと過ごすだけの状態になっているお年寄りもいるそうです。

しかし、こうした人でも、少しずつ薬をやめていくと、食欲や元気を取り戻すことがあるのです。なかには認知症と思われていたのに、薬をやめてみたらしゃべるようになり、「実は認知症ではなかった」という笑えない話もあります。

今後、日本は高齢者人口の増大とともに、がん、高血圧、糖尿病、認知症など、加齢にともなって出てくる病気の患者が、ますます増えると予想されています。つまり、こうした患者数の多い病気の薬は、製薬会社にとってドル箱であり、将来も有望な商品なのです。
製薬会社がこうした薬の開発や販促の手を緩めることはないでしょう。
だからこそ患者は、「薬漬け」にされないよう注意が必要なのです。特に認知症の高齢者は、介護者がひとり寄り添うだけで、不穏な状態が改善することが多いといわれます。しかし、介護の現場にはお金が回らず、介護の仕事は「ワーキングプア」状態になっています。

我々はどこにお金を使うべきなのか、社会全体でよく考えるべき時期に来ているのではないでしょうか。


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『病院の処方薬はこんなに危ない! ダマされないための完全お薬ガイド2015』(EDGE編集部/双葉社)

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