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シブヤン海海底でついに発見!「戦艦武蔵」に見る"最強"日本の技術力

[週刊大衆03月30日号]

終戦70周年を迎える今年、まさかの大発見である。
3月4日、『大和』型の超ド級戦艦の2番艦だった『武蔵』(全長263メートル、排水量6万5000トン)が、海中から見つかったというニュースが世界中を駆け巡ったのだ。
「1944年10月、レイテ沖海戦で沈没した武蔵の行方は、これまで何も手がかりもなく、どこへ消えたのかわからずじまいでした。しかし今回、米国マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレン氏の調査により、フィリピンのシブヤン海海底で発見されたんです」(通信社記者)

アレン氏のホームページで、海底に沈む武蔵を映した映像が公開されると、各国のメディアは「武蔵発見」を大きく報道。同時に、武蔵の戦艦としての能力――着工した1938年当時の、日本の技術力にも耳目が集まっているのだ。
軍事ライターが言う。
「武蔵は、アメリカ軍艦載機の集中攻撃によって沈没しましたが、その米軍パイロットたちが、"こんなに爆弾や魚雷を命中させたのに、まだ沈まない。なんてタフな船だ"と、驚嘆したという逸話が残っています」

雷撃20本、爆弾17発、至近弾20発以上という猛攻撃なら、並の戦艦でいえば4隻は沈められる。それを耐え続けた"怪物戦艦"に米軍も度肝を抜かれたのだ。
「日本海軍が"不沈戦艦"と自慢した武蔵は、当時としては世界最強の戦艦。より大きな戦艦に、より大きな艦載砲を搭載すれば、来るべき艦隊決戦に負けるわけがない、という大艦巨砲主義により生まれた"史上最大の兵器"です」(同ライター)

のみならず、
「当時、46センチ主砲を搭載する戦艦は、他のどの国も作れませんでした。艦載砲が大きくなれば、当然、発射時の反動は大きくなります。武蔵には、46センチ砲9門斉射の反動を受け止める画期的な技術が備わっていたといえます」(同)
さらに、同程度の戦艦から艦載砲の直撃を受けても耐えられるだけの装甲を持っていたというのだ。

「大和型戦艦が導入した新技術は、他にもたくさんあります。まず、艦体構造に甲鉄(装甲部分に使う強靭な鋼板)を、装甲部分には新開発のVH鋼鈑を、鋼鈑の接合に電気溶接を使用しています。さらに、艦橋にも装甲を施し、円筒形の一体型艦橋としたことや、艦内に海水が侵入した際に使う"注排水装置"の急速化の実現も特筆すべき点です」(防衛省関係の消息筋)

これらの新技術のすべてが、強靭な艦体を実現するための要素なのだ。前出の軍事ライターが言う。
「航空機の集中攻撃には屈したものの、大和、武蔵は戦艦との撃ち合いで屈することはなかった。最強の戦艦なのは間違いないです」
当時から世界のトップを争っていた日本の技術力が、今回の武蔵の発見によって注目を集めている!

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