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快眠外来 第15回 ひとり寝上手の脳ストレッチ


寝る前に3分。脳を睡眠モードに切り替える

前回ご紹介した、脳に直接働きかけるホメオストレッチ。「とてもよさそうだけど、妻や恋人の手を借りないとできないんじゃあ……」と、つぶやいた御仁……。眠りの女王ヒサコは、みんなの味方、正義の味方~♪ ひとり寝でもグッスリ、のセルフストレッチを教わってきました!

先生
鈴木絢士(けんじ)さん
BTU東京校校長。ストレスケア・カウンセラー。これまでにのべ1万人にカウンセリングを行い、約750人のストレスケア・カウンセラーを養成。企業、学校、公共団体、一般を含め、4000人にレクチャーを行ってきた。著書に『あくびをすれば望みは叶う』。BTU東京校:http://www.btu.co.jp/



「体は疲れているのに眠れない――というのは、副交感神経が優位にならないからです。長時間眠ったはずなのに疲れがとれない――のは、脳の疲れが回復していないからです。副交感神経が優位にならず、そのために眠りが浅くなって、脳がしっかり休息できなかったからなのです」

というのは、ストレスケアのプロフェショナル『BTU』東京校校長の鈴木絢士さん。

「ストレスが続いて脳が疲れ切ってしまい、自律神経が正常に働かなくなってしまっているんですね」

ストレスを動物にたとえてみれば、ライオンににらまれた小ネズミと同じ。ネズミは一気に心拍数、呼吸数、血圧を上げ、全身の筋肉をフル活動させてライオンから逃げようとします。そして見事、逃げおおせればネズミはストレスから解放されます。

しかし人間社会は複雑で、動物のようにすぐにケリはつきません。仕事のストレス、上司のストレス、部下のストレス、妻の、夫の、親の、ご近所の、お金の……ストレスは、あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが……と、すっきりと解決するのは難しい。

いったい誰が敵で、何がストレスなのかもわからないなかでも、緊張状態は続きます。それが毎日、毎週、何カ月……、そして何年も続いたら――。脳が疲れ果てて、適切な指令が出せなくなるのは当然なのです。

疲れ切った脳に、どうやったらリラックスしてもらえるのでしょう? どうやってもストレスはなかなかなくならないし……。

「瞑想やヨガなども脳へのアプローチのひとつです。確かにそれもいいのですが、修行や訓練が必要で、できるようになるためには、時間もテクニックも必要です。そこで、だれにでもすぐにできる、もっと簡単な方法はないか、と考えられたのが、ホメオストレッチなのです」

ストレスで筋肉が緊張しているならば、その筋肉に直接働きかけたらいいのではないか。筋肉と脳は直結しているのだから、筋肉のほうからアプローチして脳をリラックスさせられないか、と考えたのです。

こわばった筋肉をやさしいタッチで刺激することで、脳に安心が生まれるという逆説的アプローチ。ふだん私たちが受けているストレッチやマッサージとは、似て非なるものです。

「痛いとか、きつい、強い刺激は、脳を緊張させるので戦闘モードを解除できません。やさしい刺激、軽い圧をかけることで、脳のリラックスを誘うのです」

なるほどね~。ホメオストレッチへの理解がますます深まってゆく、眠りの女王ヒサコ。

そうそう、今回の目的、「妻や恋人の手を借りないとできないんじゃあね……」と寂しそうにつぶやいた御仁への使命も果たさなければ!

ひとり寝のためのストレッチも教えてください!

「寝る前に行うといいホメオストレッチがあります。寝床で枕を使ってできるので、寝る前にやってみてください。副交感神経が優位になり、スムーズに眠りに入れます」

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