日刊大衆TOP 社会

宇宙ゴールドラッシュ「米中戦争」最前線リポート vol.02

[週刊大衆01月20日号]

そんな中国の宇宙開発の現状を、軍事ライターの古是三春氏が説明する。
「中国は、03年に有人宇宙船の打ち上げに成功して以来、宇宙開発を加速しています。詳細は不明ですが11年には無人の【宇宙実験室】なるものを打ち上げ、昨年はその実験室と有人宇宙船のドッキングや無人探査船『嫦娥3号』の月面着陸に成功しました」

他国の領土にすら手を出す強欲国家だけに、強引さは宇宙でも健在で、「国際宇宙ステーション計画に加わらず、独自で宇宙開発を進める中国ですが、一部メディアが報道した独自の宇宙ステーションの予定図には、ミサイルの発射台が描かれていたんです。実際、中国では宇宙開発を人民解放軍が主導していますから、宇宙開発で先を行く米国との衝突を意識したものかもしれません」(通信社科学部記者)
つまり、中国は米国と宇宙戦争をしてでも、その利権を得んとしているのだ。

では、米国に向けられた宇宙ミサイルとは、どのようなものなのか。
「中国軍の現行兵器でも使われている液体の水素と酸素を燃料としたミサイルの発射は、宇宙でも可能。これが配備されるかもしれません」(前出・古是氏)
しかし、「無重力空間では命中精度が低く、発射の反動を吸収できない欠点があります」(前同)という。

一方、米国軍は、SF映画でもお馴染みのレーザー砲が実用段階に入っており、宇宙空間でも驚異的な威力を持つことになる。
「駆逐艦にレーザー砲を搭載し、1マイル離れた海上の小型船舶を炎上させるなど、実験はすでに成功しています。今年中には輸送揚陸艦にレーザー砲を配備する見通しです。レーザー砲は反動もないので、宇宙でも威力を発揮します。この開発は、地球上での使用はもちろん、宇宙での有事も想定していることは間違いない」(前出・軍事専門家)

誰の物でもない無限の可能性を秘める宇宙。
しかし、その富を独り占めしようと、米中は早くも開戦目前の緊迫状態にある。
宇宙が血と屍で満たされないことを祈るばかりだ。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.