日刊大衆TOP 社会

北朝鮮・金正恩の大暴走が止まらない「4.15ミサイル発射報道」舞台裏

[週刊大衆04月27日号]

悪夢のXデーが4月15日、故・金日成の誕生日に決定したという。最近、日本との軋轢(あつれき)を深め、キナ臭い動きを続ける北朝鮮・金正恩第一書記の"次なる一手"の実行日のことだ。

全国紙政治部記者が語る。
「4月7日、韓国の『自由北朝鮮放送』は、北朝鮮が中距離弾道ミサイル"ノドン"を日本海に向け、発射準備段階にあると報じました。4月11日は金正恩が第一書記に就任して3年という節目。15日は"建国の父"である祖父の誕生日と、めでたいことが続きます。祝賀気分を盛り上げるべく、この前後に発射されると内外のメディアが報じたんです」

日本の警察が朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)議長宅を家宅捜索したことなどを理由に、北朝鮮が拉致問題などの"日朝協議"中断を通告してきたのは今月2日。立て続けの"暴走外交"とも見られ、日本ほか周囲の国々は緊張を高めている。

「さらに地下核実験まで行うとの話も、外交筋では"常識"として駆け巡っています。北朝鮮は今、アメリカ、中国という二つの大国ににらまれており、頼みの綱となる"核のカード"に磨きをかけたくて、しかたないんです」
と言うのは、防衛省関係者。続けて、
「ミサイル発射において、北朝鮮は"液化燃料"を使いこなす技術しか持っていなかった。ただ、ある筋から"固形燃料"のマニュアルを入手し、実用化に向けて実験を重ねていると聞いています。それが今回のミサイル準備騒動です」

とはいえ、北朝鮮がさらなる軍拡路線を突き進むきっかけを作った"ある筋"というのがまたキナ臭い。外務省関係者は言う。
「今月、収賄と職権乱用などの罪で起訴された、中国の周永康(しゅうえいこう)前政治局常務委員です。中国の"固形燃料"の技術を極秘ルートで北朝鮮に流して見返りを得た、とか。ただ、中国政府のメンツもあるので、そうした報道はすべて規制されているのが実情です」

確かに"職権乱用"とは言うが、周氏の具体的な罪状は聞こえてこない。
「周氏とつながる北朝鮮側のキーマンは、処刑された張成沢(チャンソンテク)元国防副委員長でした。張氏が握っていた情報が軍部に吸い上げられ、活用され始めたところなんでしょう」

建国から60年あまり、いまだ世界一の閉鎖国家として、かたくなに"独裁ごっこ"を続ける北朝鮮。
"駄々っ子"のような理屈で、どんな未来を手に入れようとしているのか? 日本の安全のためにも、今後の動向から目が離せない。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.