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菊池直子容疑者「愛欲の17年」 vol.2

[週刊大衆06月25日号]

その2階建て民家は、JRと京王線の橋本駅から、山間部の津久井湖方面に約5キロ、バスで約20分の場所にある。
外見はトタン張りで、まるで廃屋のような建物だ。玄関側はまだしも、裏側の壁のトタンは剥げ落ち、土塀も一部、崩れ落ちている。築60年といったところか。

運転免許証を持たない菊地容疑者は、ここから徒歩3分のバス停を経由して駅に出たり、逆方向に約5キロ行ったところにある高齢者施設で介護サービスの仕事に従事していた。
建物の大家は、隣りに事務所を構える重機会社の元役員・K氏。

かつて、その建物に住んでいたという、地元の農家のA子さんに話を聞いた。
「いまでこそKさんは、重機会社のほかに高齢者ケアの事業を営むなど、多角経営に乗り出してらっしゃいますが、もともとK家は古い農家で、あの建物も昔は牛舎だったんですよ」

現在、資材置き場になっている2階部分では、以前は養蚕が営まれていた。
「私が間借りしていたときは、1階は畳敷きで15畳ほどありました。台所、風呂、トイレはもちろん、エアコンだってあります。意外に中は綺麗なんですよ。家賃は3万円です」(前同)

寛人容疑者とK氏が以前から知り合いで、約2年前に内装工事を請け負った関係から、菊地容疑者もK氏が運営する高齢者施設の事務所で、経理の仕事をするようになったという。
彼女は、ここでも名前や年齢を偽っていたが、驚いたことに、今年2月には偽名のまま、ホームヘルパー2級の資格も取得していたというのだ。
「仕事の内容は高齢者を入浴介護したり、食事を出したりして、時給850円。週に6日程度働いて、月収は約13万円だったそうです」(前出・フリーライター)

逮捕されるまで、仲睦まじく暮らしていた2人。
「菊地が逮捕された同日の午後10時15分頃、高橋寛人容疑者は、神奈川県警大和署に“菊地直子と同居していた”と出頭しました。捜査関係者によると、相模原の住居を家宅捜索した際、6年前に撮った菊地のウエディングドレス姿の写真が飾ってあるのが、発見されたそうです」(前同)
許されざる罪人に与えられた、ささやかな幸福に浸っていたのかもしれない。

さて、今回の菊地容疑者の逮捕は、今後、どのような影響を及ぼすのだろうか。
オウム事件のウオッチャーが説明する。
「菊地容疑者が起訴されると、教祖・松本智津夫死刑囚(57)らが証人尋問で呼び出しを受け、死刑執行が遅れる可能性もありますが、事件そのものは解明に向かっており、終焉を迎えつつあるといえるでしょう」

6月7日の時点で、残る特別手配犯は、高橋克也容疑者ただ一人。
あの凶悪事件の逃亡犯に、ようやくピリオドが打たれそうだ。

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