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【武豊】 知れば競馬が面白くなる「交換競走」制度

[週刊大衆06月22日号]

人生に役立つ勝負師の作法 武豊
知れば競馬が面白くなる「交換競走」制度


歴史を知れば、また違った競馬の面白さが見えてくる――先週に続き、今回はその第2弾です。

みなさん、"交換競走"という言葉を聞いたことはありませんか。
これは世界中にある競馬場や主催団体が提携し、互いに優勝トロフィーなどを贈呈しあう競走のことで、日本ではレース名を見れば一目瞭然です。

札幌競馬場で開催される「キーンランドカップ」。福島競馬場で行われる「バーデンバーデンカップ」。阪神競馬場の「アーリントンカップ」……。今週末、東京競馬場を舞台に行われる「エプソムカップ」もそのひとつです。

レースが出来たのは1984年ですから、僕がまだ騎手になる前です。
前年、「日本ダービー」が50回を迎えたのを機に、東京競馬場とイギリスのダービーが開催されるエプソム競馬場が姉妹競馬場として提携。記念樹として、東京競馬場からは桜を贈り、エプソム競馬場からは柏が贈られ、翌年からレースがスタートしました。

ちなみに、エプソム競馬場では、「The JRA Condition Stakes」というレースが行われています。
このレースに僕が初めて参戦したのは92年。パートナーは親父……武邦彦厩舎のメイショウレグナム(10着)。2戦目が3年後の95年で。相棒はサンデーサイレンスの初年度産駒、"幻のダービー馬"マーベラスサンデーでした。

度重なる怪我に泣かされ手に入れたGⅠの勲章は、「宝塚記念」のひとつだけでしたが、生涯成績は15戦10勝。2着2回、3着1回、4着2回。印象としては、「ほとんど勝った」に近いものがあります。

馬自身も、自分の力をわかっていたのかもしれません。
96年の「エプソムカップ」も、前走、1500万下の「桶狭間S」を勝ったばかりで、これが重賞初挑戦でしたが、1番人気に応えるかのように、パドックにいるときから実に堂々としていました。

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