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もし「お酒」を禁止したら社会はどうなる?

[週刊大衆06月22日号]

もし「お酒」を禁止したら社会はどうなる?

1920年から1933年まで、アメリカには禁酒法がありました。
「社会からアルコールをなくせば、生産性が上がり産業は発展する。暴力や犯罪も少なくなる」。この法律を推進した人たちは、そんなおめでたいことを考えていたようです。

しかし、結果は逆になりました。
アルコール産業の衰退で税収が激減。ギャングが台頭して犯罪は増加。富は庶民に分配されることなく、裏社会へ流出してしまいました。

消滅すると思われていた不健康な酒場も、逆に増加。ニューヨークを例に取ると、法律の施行前にあった酒場は1万5000軒でした。禁酒法時代にはモグリ酒場が次々にオープンし、3万2000軒に達しています。酒の総消費量や飲酒運転の数も増加しました。

街のあちこちで血なまぐさい争いが頻発。殉職した捜査官は500人、撃ち殺されたギャングや巻き添えで犠牲になった市民は2000人に達したと言われています。
庶民のささやかな楽しみを奪う法律には、もともとムリがあったのでしょう。審議段階から反対意見も多く、何度も変更が加えられたザル法で、抜け道も作られていました。

次のうち、アメリカの禁酒法で禁止されていなかったことは?

(1)酒の製造
(2)酒の輸出入
(3)飲酒


答えはココを押す! 答え :(3)禁止されたのは酒類の製造、販売、運搬、輸出入。飲酒自体は違法ではなかった


出題:浜川卓也

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