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格闘技指導にスパイ活動…オウム真理教の“忍者”の正体! vol.1

[週刊大衆07月02日号]

特別指名手配から、17年の時を経て、いま事態は急展開を迎えている-。
「6月3日、地下鉄サリン事件に関わったとされる特別指名手配被疑者の菊地直子が逮捕。これがきっかけで“最後の一人”、高橋克也容疑者の潜伏場所が暴かれました」(警視庁詰め記者)

これで、ようやく全員逮捕か!? 
と思いきや、その情報を基に警察が高橋克也容疑者の自宅に踏み込んだ頃には、もぬけの殻。

「その後、警察は都内の駅などに5000人の警官を配備。9日には、関東一円の旅館すべてに立ち入り調査するローラー作戦も展開しましたが、結局、すべて空振りでした」(前同)
高橋容疑者と思われる姿が最後に確認されたのは、6月4日、川崎市内でタクシーに乗る姿。
以後、複数のタクシーを乗り継ぎ、横浜方面に向かったのではないかといわれている。

事件の取材を続けてきたジャーナリストで参院議員の有田芳生氏は、捜索が長引く理由をこう指摘する。
「先日、逮捕された菊地は目的を知らされず、サリン製造のための薬品を運んでいたくらいで罪は軽い。一方、高橋はサリン事件に構想会議の段階から関わり、実行犯の輸送役も務めているので、無期懲役の可能性が高い。それだけ、逃げるほうも本気でしょう」

長期化が懸念される今回の逃亡劇。
その主役・高橋容疑者は、信用金庫で現金が引き下ろせないことに腹を立てる姿や、職場では神経質で内向的な性格だったとの証言が報道されているが、実は、彼の信者時代の素顔は知られていない。
「高橋容疑者は、逮捕された他の教団幹部に比べ、事件への関与が間接的であることや、地味だという理由で注目されませんでした。なので、彼の本性に関する情報は、いまだに少ないんです」(週刊誌記者)

そんななか、本誌はオウム時代、高橋容疑者とともに修行を重ねた元教団幹部・A氏の取材に成功した。
「高橋とは、SPS警備隊で一緒でした。SPSとは“尊師(麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚)パーソナルスタッフ”の略で、麻原の護衛隊のようなものです」(A氏=以下同)

以下、A氏の口から語られた高橋容疑者の知られざる素顔を公開していく。
「彼は、出家信者につけられるサマナ番号が20番台ぐらいで、オウム科学部門のトップだった村井秀夫、昨年大みそかに逮捕された平田信と同じ時期に出家した、古くからの信者でした。また、彼は在家信者時代、8人だけ選出され、出家信者の援助をする青年グループのリーダーをやっていました。この役職の前任者は上祐史浩(現・ひかりの輪代表)。高橋も幹部になることが約束されていたようなものでした」

ところが彼は、その幹部に上りつめる過程で、つまづいてしまったという。
「彼は修行がうまくいかなかった。食事の1時間を除き、23時間睡眠もなく続く修行など、極限まで追い込まなければならないのに、彼は精神的な弱さから、耐えきれなかったんです」

06月29日公開のvol.2に続く・・・。

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