日刊大衆TOP 社会

格闘技指導にスパイ活動…オウム真理教の“忍者”の正体! vol.2

[週刊大衆07月02日号]

現在、報道されている高橋容疑者の神経質な性格はこの頃から見られていた。
そんなプレッシャーへの弱さを物語るエピソードを、A氏は教えてくれた。
「彼はSPS時代、柔道二段の持ち主ということで、柔道の師範を務めていました。ある日、第6サティアンの2階にある道場に麻原がやって来て、高橋と端本悟(松本サリン事件の実行犯として死刑が確定)の模範試合を組んだんです。初心者の端本が当然負けると思いましたが、空手経験者の端本の執拗な足払いに、高橋の腰が引けてしまい、結果は引き分けでした」

気の小ささを露呈してしまった高橋容疑者だが、真面目で信仰熱心なことで、麻原からはずっと目をかけられていたという。
「柔道の試合後、麻原は彼を呼び、“お前の心の弱さが原因だ”と直々に説教していました。高橋は下を向いてただ、“ハイ、ハイ”と頷いていましたね」
その後、麻原は彼を幹部に上げようと、何度もチャンスを与えていたという。
「彼はSPSから車両省を経て、諜報省に配属。ここは警察へのスパイ活動や、免許証の偽造などの不正行為をしていた省。内部でも、特に信頼を得た信者が多いところでした」

高橋容疑者が逃走中、使用していた櫻井信哉という他人名義の住民票も、諜報省での知識があれば容易に入手できたという。
以上の話から浮かび上がった“臆病者”の素顔。
A氏は、その本性は現在も変わっていないと指摘する。
「報道では、高橋は700万ほどの逃走資金を持っていると出ていますが、それは特別指名手配されたとき、教団から渡されたおカネだと思います。多少使ってもいいものを、神経質な彼は“もしも”のために、ずっと使わず、取ってあったんでしょう」

さらにA氏は、この性格から、高橋容疑者の逃亡先をこう読み解く。
「彼のことですから、菊地の逮捕前に、この事態を想定し、逃走場所を確保していると思います。そこで、ジッと警察の警備が緩むのを待っているのでは?」

“臆病者”の行き着く先は、はたして……。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.