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バッシング報道、「消費増税」造反で崖っぷちのはずが…それでも小沢一郎は笑っている vol.01

[週刊大衆07月09日号]

党内でも家庭でも身内に捨てられ満身創痍と思いきや……。
なんと“ピンチはチャンス!”とばかりに権力奪取の奸計を巡らせていた!!

小沢一郎がいま、なぜか、不敵な笑みを浮かべているという-。
「民自公の3党合意が成ったことで、野田首相はついに、増税に反対する小沢グループを切り捨てる決意をしました。それに合わせるように、小沢夫人が夫を告発する手紙が週刊文春に掲載されたり、小沢チルドレンの田中美絵子議員の不倫スキャンダルまで飛び出す始末。まさに、崖っぷちに追い詰められ、とても笑っていられるような状況ではないのですが……」(全国紙政治部デスク)

それだけに、不敵な笑みを浮かべる小沢氏を評して
「あの剛腕のことだから、起死回生の策があるはずだ」
「最後の秘中の一手は?」
など、永田町議員の多くが期待、はたまた恐れ戦いているというのだ。

その小沢氏が放つであろう“最後の一手”は後述するとして、まずは、風前の灯にまで追い詰められた小沢氏と、その陣営の惨状からお伝えしよう。

「小沢氏が、野田首相同様、政治生命を賭けて臨んだ反消費増税決起も、今後、ド派手な局地戦はあるかもしれませんが、法案に関しての大勢は決しました。野田民主と谷垣自民、それに公明党の大連立が事実上成立したいま、小沢氏とそのグループが、どうあがこうが、法案可決への道は揺るぎません」(前同)

今回は、なぜか“ブレずに”強引すぎるほどのやり方で、党内をまとめた野田首相を前に、小沢氏は完全敗北を喫したわけだ。

「当初は、反消費増税の旗の下に民主党中間派も立ち上がりました。中間派リーダーの田中慶秋・民主党副代表は“反消費増税派”154人の血判状を党執行部に突きつけるなど、小沢陣営が俄然、有利だと見られていましたが……」(民主党中堅議員)
それが、民主党増税派の交渉相手、自民党の伊吹文明・元幹事長(社会保障と税の一体改革に関する特別委員会理事)の助け船で、形勢は一気に逆転する。

「“永田町の狸”こと伊吹氏は、野田首相側の呪縛になっていた民主党マニフェスト、なかでも最低保障年金と後期高齢者医療制度撤廃の2本柱の“棚上げ”を提案したんです」(前同)

具体的には、これらのテーマを、今後、有識者らによる“国民会議”を立ち上げて議論し、結論を出すようにしよう、つまり、うやむやにしようとの甘い囁きだった。
「野田民主党にとっては、なんともありがたい助け船です。当然、首相側はこれに飛び乗りました」(同)

この事実上の“棚上げ”提案で、消費増税反対を叫んでいた民主党中間派は、一気に総崩れとなる。
「というのも中間派は、消費増税と同時に、執行部が目論んでいたマニフェストの撤回では、党の存在意義がなくなり、とてもではないが野田陣営に与することはできないという主張でした」(民主党小沢系議員)

そこに“棚上げ”という甘い蜜が自民党から垂らされたわけだ。
「中間派の面々に、地元支持者への“言い逃れ”の口実ができたわけです。だからこそ、民主党内の合意形成直前の6月18日、田中副代表ら中間派の面々は“3党合意は重い”“その方向へ行かざるを得ない”と、一転、消費増税に賛成したんですよ」(前同)

これで、中間派を巻き込んでの倒閣を目指していた小沢氏の目論見は、一挙に瓦解する。
「とはいえ、いまさら小沢さんが態度をコロッと変えて消費増税賛成とはいい難く、さりとて消費増税法案採決時に欠席したり棄権しては、世の嘲笑を浴びるだけ」(ベテラン政治記者)
これまでのように、都合が悪くなれば雲隠れという手も使えず、残された道は、党議拘束に反してでも消費増税法案に反対し、離党処分をも覚悟という道だけになったのだ。

そんな小沢氏凋落を見て取った民主党の“重鎮”、黄門様こと渡部恒三最高顧問など、「どうぞ小沢君も鳩山(由紀夫元首相)君も反対してください。国会がスッキリしてよいことだ」と、公然と嘲笑する挙に。
6月21日時点で、小沢氏には野垂れ死にの運命しか残っていない、と永田町の誰もが見切っていたのだ。

07月03日公開のvol.2に続く・・・。

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