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バッシング報道、「消費増税」造反で崖っぷちのはずが…それでも小沢一郎は笑っている vol.2

[週刊大衆07月09日号]

「実際、離党して新党結成となっても、小沢氏についていくのはせいぜい40~50人でしょうね。そんなインパクトのなくなった小沢新党に今後の展望はなく、先細りするだけと見られています」(政治評論家・浅川博忠氏)

同じく政治評論家の山口朝雄氏がいう。
「小沢氏が率いる“党内党”の新政研(新しい政策研究会=衆参95人の民主党議員に新党大地・真民主、新党きづなの議員など計106人)の会合には、常に100人以上が出席し、その半分は、小沢新党結成の際に駆けつけると見られていたんですが……」
それが、ここにきて選挙基盤の弱い若手たちの離反が目立ち始めたという。
「小泉郵政選挙同様、離党後に野田民主党が立てるであろう“刺客”を恐れ、小沢チルドレンが、小沢氏と距離を置こうと雪崩を打って……という状況も予測されています」(前同)

前出の浅川氏がいう。
「小沢新党が、永田町でキャスティング・ボートを握る勢力の構築は困難になっています。それに、先だっての小沢夫人からの“三行半絶縁状”報道も重なり、“家庭をまとめられない者が国家を治められるか”との声が噴出し、小沢グループからは今後、さらなる脱落者が出ると見られています」
大山鳴動して鼠一匹ではないが、小沢新党も蓋を開けてみれば20~30人の“野党小党”と、見切られてしまったという。
しかし、それでも冒頭のように小沢氏は自信満々、笑顔だというのだ。

その理由について、政治評論家の本澤二郎氏は、こう分析する。
「満身創痍と見られる小沢氏が笑みを崩さないのは、今回の3党合意=消費増税の強行を、逆に“好機”到来と捉え、崖っぷちどころか、そこに勝機を見出したからでしょう」
というのも、民自公が強行した場合、小沢グループが反対に回るのは確実。そうなれば、処分の対象になるが、どんな処分が下されようが、小沢氏はグループ議員全員に「野に下れ!」と厳命する算段だという。

そして、新党を旗揚げし、民自公の“大政翼賛同盟”が推し進める消費増税法案に叛旗を掲げて、全国行脚をする腹づもりなのだ。
「反消費増税、反原発、そして反TPPを旗印に、国民に訴えて世論を味方につけようとの行脚作戦です。マスコミ各社の世論調査を見るまでもなく、“いますぐの消費増税”には国民の多くが反発。近い日に、確実に“大義”は得られると自信満々です」(前同)

小沢氏“最後の一手”は、これだけではない。
「世論を味方につけたあと、在野で“増税に反対する国民会議”、別名、“反・大政翼賛会の統一戦線”を結成し、倒閣の一大国民運動を巻き起こす腹だといいます」(前出・ベテラン記者)

その統一戦線作りの最初で最大の関門と小沢氏が狙い定めているのは、昇り龍の勢いにある橋下徹大阪市長と同氏率いる大阪維新の会との連携だ。
「ここ最近、維新の会は、民主党がなりふり構わずに突き進む消費増税法案を公然と批判するなど、反野田色を鮮明にしてきました。同時に、次期衆院選で数百人規模の候補者擁立も宣言。倒閣を公然と口にし、その動きは小沢氏と完全に一致しています」(前同)

ちなみに、この維新の会、最近の世論調査(近畿2府4県対象=読売新聞調べ)で、「投票先は?」との問いに、民主、自民を押さえて堂々のトップに支持された。
また、橋下市長自身への大阪府民の支持率は72%と、その人気、いまだ衰えを知らず、の状況なのだ。

「その橋下・大阪維新の会と小沢新党の連携が成れば、関西圏とそれ以西の“制圧”は確実になります。
また、中京圏は小沢シンパの大村秀章愛知県知事と河村たかし名古屋市長がガッチリ押さえており、これまた“統一戦線”の影響下に入るでしょう」(前出・民主党小沢系議員)

07月04日公開のvol.3に続く・・・。

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