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新党結成小沢一郎が描く「まさかの250人政権」牛耳りマル秘プラン vol.1

[週刊大衆07月23日号]

混乱の極みともいえる政治状況のなか、壊し屋の最終戦が始まった。
野田・谷垣にいいようにやられ続けた借りは、解散・総選挙で返す!? 

日本政治の輝かしい分岐点となるか、それとも-。
「ついに、あの小沢一郎・民主党元代表が7月2日、同党を離党。齢70にして立ち上がりました。
"消費増税成案に政治生命を賭ける"と豪語していた野田首相の向こうを張り、小沢氏もまた政治生命を賭けた"最後の勝負"に出てきたというわけです」(全国紙政治部デスク)

配下の衆参議員50人(衆院38人、参院12人)を引き連れ、党執行部に絶縁状を叩きつけたのがそれだ。

「民主党マニフェストを破っても恬として恥じない野田政権にノー。啖呵とともに威勢よく袂を分かった恰好ですが、実際は野田首相との党内権力闘争に敗れて追い出された、というのが永田町の定説です」(前同)
というのも、小沢氏にとっては、かなり厳しい離党劇となったからだ。
「当初、小沢氏は衆院からの離党者を42人以上と踏んでいました。この人数で党を割れば、昨年末、小沢氏に近い議員らで結成した新党きづな(9人)と合わせて51人。内閣不信任案が提出でき、野田政権を揺さぶることができる数だからです」(民主党中間派議員)

目論見が狂ったのは参院も同じだった。
「参院からの離党者を19人以上と計算していました。そうなれば、野田民主党は自民に抜かれ院内第2会派に転落。議会運営の主導権を失うばかりか、求心力の急低下は必至です」(前同)
だが、蓋を開けてみれば離党したのは、わずか12人。
そもそも、今回の離党劇、初っ端からケチがついていたともいえる。

まずは7月2日。党執行部に離党者52人の血判状を叩きつけたのだが、あろうことか間髪いれずに、そのうちの2人が離党を撤回。
「撤回した階猛(しなたけし)と辻恵両衆院議員は小沢氏の顧問弁護士。いわば、側近中の側近の土壇場での造反でした」(民放の政治記者)

これだけではない。
小沢氏の地元・岩手県は小沢王国とまでいわれ、小沢氏は絶大な権勢を誇っていたはずなのだが……。
「当然、地元選出の国会議員6人全員が小沢氏についていくものと見られていました。ですが、あろうことか3人が小沢氏に叛旗。足元まで揺らいでいることが判明したんです」(前同)

政治評論家の有馬晴海氏がいう。
「小沢氏は、野田首相の"党内純化路線"にまんまと嵌められてしまったというのが、大方の見方です」
それは、先の5月、小沢氏の党員資格停止処分解除から始まっていたという。
「これで、小沢氏を自由に動けるようにし、増税法案の取り扱いでも野田首相は、ことさら低姿勢に出て小沢氏説得のポーズに終始しました」(前同)

だが、小沢氏が首を縦に振らないのは計算どおり。
「野田首相は、そんな小沢氏の"意固地ぶり"を世間に強く印象づけました。
最後は万策尽きた態を装い、"それじゃあ仕方がない。どうぞ信念に従って行動してください"と懐の大きいところを見せると同時に、小沢氏には離党しか選択肢がないところまで追い込んでいったんです」(同)
一見、華々しかった離党劇も、小沢氏にとっては"追い込まれ離党"そのものでしかなかったのだ。
「これまでの過程で、小沢氏は3つの誤りを犯しています。ひとつは、3党合意など、できっこないと高を括っていたこと。二つ目は、党内の消費増税反対勢力の結集に失敗したことです」(ベテラン政治記者)

そして最後が、造反しても執行部の処分は甘いと読み、勝負を9月の民主党代表選と踏んでいたことだ。
「ところが野田首相の造反議員への処置は思いのほか厳しく、小沢氏が気づいたときには退却の道は残されていませんでした」(前同)

野田執行部に近い民主党中堅議員がいう。
「野田首相は、当初から100人以下の造反は織り込み済みでした。それで厄介者の小沢グループを追い出せれば上出来。結果、造反議員の数は半分に終わり、抜けた穴も自公との"連立"が成立したいま、権力基盤は以前より盤石です」
と、相好を崩す。

一方の小沢氏だが、これで全面白旗ではない。
「民自公連立が成ったといっても、その体制は、いつ崩れてもおかしくない砂上の楼閣と小沢氏は見ています」(前出・ベテラン記者)
このまま参院での増税法案採決が順調に進めば、この秋にも解散・総選挙となる。増税法案では手を握った民自も、いざ選挙となれば議席を奪い合う敵同士。潰し合いになるのは、火を見るより明らかだ。
ここに剛腕・小沢が、爆弾を投げ込むという。

07月17日公開のvol.2に続く・・・。

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