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藤圭子さん"開花かなかった"「禁断の恋」

[週刊大衆9月9日号]

歌手の藤圭子さんが亡くなった。
享年62。
22日の早朝、東京・西新宿の自宅マンションの敷地内で血を流し倒れているのを発見され、病院に搬送されたが、すでに心肺停止状態。
そのまま帰らぬ人となった。

おじさん世代には、ものうげな美貌で女の情念を歌い上げる演歌歌手、若い世代には宇多田ヒカルのママとして知られる藤圭子さん。
「藤さんは、浪曲歌手の父、三味線弾きの母という芸能一家。幼い頃から両親の巡業に同行し、歌うこともあったようです。聴く者に訴えるあの独特の歌唱力は、こうした環境から生まれたのかもしれませんね」(芸能記者)

藤さんは、17歳のときに「さっぽろ雪祭り」のステージで歌う姿が芸能プロ関係者の目に留まり、歌手デビュー。
以来、作詞・作曲家の石坂まさを氏(故人)とのコンビでヒットを連発。
特に『圭子の夢は夜ひらく』(70年)で大ヒットを飛ばし、トップ歌手の仲間入りを果たした。

当時、演歌番組の司会を務めていたケーシー高峰師匠は、こう述懐する。
「圭子ちゃんは本当に暗かった。あの暗さは本物。だから胸に迫ってくる暗~い歌を素晴らしく歌い上げたんだね。ただ、素顔は礼儀正しく真面目ないい娘でしたよ。僕は作曲家の石坂ちゃんと仲よしだったけど、彼も今年の3月に亡くなったでしょ。なんだか悲しいね。石坂が圭子ちゃんを呼んだのかもしれないね……」

師弟関係にあった石坂氏とは、不思議な因縁も。
「藤さんが自殺した日は、石坂さんを偲ぶ会の前日だったんです。藤さんにも案内状が届いていたはず。関係者は複雑な心境のようです」(芸能記者)

石坂氏をよく知る人物がこう打ち明ける。
「圭子は石坂をずっと慕い続けていた。石坂と一緒になりたいと、周囲に漏らしたこともある。彼女がその日を選んで自殺した理由は、"そういうこと"なのではないか……」

自ら歌ってきた楽曲の世界どおりに生きた。
合掌。

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