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民主党はなぜ官僚に完敗したのか!?~霞ヶ関「悪魔の支配力」の正体~ 第1回 vol.2

[週刊大衆07月23日号]

その官庁で最強の地位を誇るのが財務省。
旧大蔵省時代から「官庁の中の官庁」といわれてきた。
そこで政治家を操るのが、エリート官僚である。
その手口は、与野党を問わず、有力議員と見込んだら、早くから官僚を張りつけて取り込んでいく方法だという。

「それでも自民党政権時代は、派閥の長や族議員らが官僚の要望を聞く見返りに、自分たちの要求を押しつけ、ある意味で官僚と"取引"していた。だから、官僚の側も身構えるというか、ここで借りを作ったら、あとで何を要求されるかわからない、という慎重さがあったものです」(元大物代議士=故人=秘書)

それが、民主党政権の首相も閣僚も何もかもが初物尽くしで、省庁から派遣された秘書官のいうがまま。
"取引"の発想すらない。

元財務官僚の経済学者・髙橋洋一氏は、こう語る。
「大臣は右も左もわからないまま、有能な秘書官と四六時中、一緒にいるわけですから、いつの間にか担当省庁の方針に洗脳されるのも無理もないんです」
政治評論家の板垣英憲氏がいう。
「野田政権を背後で絵を描いて操っているのは、財務省の勝栄二郎事務次官で、実は、その後ろには日本郵政社長の斎藤次郎・元大蔵事務次官がいます。香川俊介官房長の義父でもある彼は、旧大蔵省内の後輩たちを、各派閥を乗り越えて差別なく面倒を見てきたことから、現在でも人望が厚い。特に主計局長時代から小沢一郎とは親密です。さらに、香川官房長は竹下内閣時代の小沢一郎(官房副長官)の秘書官だった人物です」
この人脈が、永田町を舞台に作用してきたという。
「つまり、こうした連綿と続く人間的な絆の強さから、政権を動かしているということができます。それにしても、野田首相は明らかに財務省の傀儡的な存在ですね」(前同)

こうして官僚に取り込まれ、食い潰された政権が、どういう末路を辿るのか。
次回は、安全性は二の次でも大飯原発再稼働にこぎつけた、原発推進への官僚の執念と"実力"についてリポートする。(以下次号)

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