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「カップルで乗車したはずなのに…」真夏のタクシー怪奇談 その2

「カップルで乗車したはずなのに…」真夏のタクシー怪奇談 その2

運転手さんの多くがこの季節になると体験する幽霊・亡霊との出会い。身の毛もよだつ密室の怪談をリアル再現!!

タクシー運転手の仕事はかなりハードだ。しかも、無理してノルマを上げようとするから、客を乗せてもいないのに乗せたと思い込んで走ることもしばしばだという。ことに疲労がピークに達したときなどは、錯覚というか幻影を見ることもある。

だが、あきらかにそうではない、背筋を凍らせるような怪奇な体験をしたドライバーは少なくない。


ベテラン運転手Bさん(52)の話。それは横なぐりの激しい雨が降る深夜1時半頃のことだ。

「以前、新宿で恰幅のいい紳士と、20歳くらいの物静かな女性のアベックを乗せましてね。女性はおとなしく、まじめそうな感じで、いまどきの女の子にしては珍しいタイプでしたね。男の方は、一流企業の部長クラスといった感じでした。府中まで行ってくれといったきり、2人はひとこともしゃべらずに、女性はもの思いにふけっているように見えましたけどね。でも、男の方は自信ありげに堂々と座っていて、女を日頃から邪険に扱っているようで、時折、タバコをふかしてましたね。おそらく、女の子が初老の紳士に惚れてしまい、よくある“ワケアリ”のカップルと直感しましたけど……」

で、府中について、料金を払う段になると女の子がいないことに気がついたという。そこで、「お連れさんはどうされました?」とBさんが聞くと、男はまたか、という顔をして、「わたし、1人で乗りましたよ。先日もほかの運転手さんに同じこと言われましたけどね。でも、私には見えないんです。女の執念、って怖いですね……」

というと、ニヤリとして降りていったという。Bさんはこう続けた。

「たぶん女性が自殺でもして、不憫にも彼のまわりを浮遊しているんでしょうかね」

「カップルで乗車したはずなのに…」真夏のタクシー怪奇談 その2

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