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「旅行客たちの記念写真に写っていたもの」真夏のタクシー怪奇談 その5

「旅行客たちの記念写真に写っていたもの」真夏のタクシー怪奇談 その5

運転手さんの多くがこの季節になると体験する幽霊・亡霊との出会い。身の毛もよだつ密室の怪談をリアル再現!!

タクシー運転手の仕事はかなりハードだ。しかも、無理してノルマを上げようとするから、客を乗せてもいないのに乗せたと思い込んで走ることもしばしばだという。ことに疲労がピークに達したときなどは、錯覚というか幻影を見ることもある。

だが、あきらかにそうではない、背筋を凍らせるような怪奇な体験をしたドライバーは少なくない。


ちと異色の体験談を披露するのは、名古屋の運転手Fさん(44)。

「昔、岐阜県のひるがの高原近くのキャンプ場へ9人の団体さんを乗せていったことがありましてね。仲間のタクシー3台に分乗していったんですが、途中寄り道して、ある清流に寄ってくれといわれたんです。清流につくと、お客さんが“ここで遊んでいる姿を写真で撮ってほしい”と私にカメラを手渡したんですね」

遠距離の貴重なお客であったことから、その申し出に快く応じたF氏は、全員がフレームに納まるようシャッターを切っていった。

「ところが、その数時間後に帰庫してみれば、後部座席の下にそのカメラが転がっていたんですよ。どうやら、忘れていったらしいんですね。

で、その翌日です。水浴びしていたその団体客のひとりが、大雨のために大幅に増水した水流に呑まれて溺死したという電話が会社にかかってきたんです。とにもかくにも慌ててカメラを現像して、プリントされた写真を見たとき、顔から血の気が引いていくのがハッキリとわかりました。

だって9人しか写っていないのに、いくら数えても手は20本あるんです。おまけに持ち主の分からないその2本の手が乗せられていたのは、その亡くなった方の両肩だったんですよ――」

“走る密室”は冥界へとつながっている!?

「旅行客たちの記念写真に写っていたもの」真夏のタクシー怪奇談 その5

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