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国会答弁のために登用された森本敏防衛相のやりたい放題

[週刊大衆08月06日号]

「安全保障はシロウト」といい放った一川保夫、委員会中にコーヒーブレイクしてた田中直紀の両防衛相に代わり、民間登用された国際政治学者の森本敏さん。

素人とド素人が立て続けに問責決議され、苦々しく思った野田首相。「第一条件は、まともに国会答弁できる人」(民主党関係者)という人事だったが、結果というか案の定、民主党と方針がぶつかっている。

米軍岩国基地に搬入され、8月に普天間の海兵隊基地に配備される垂直離着陸輸送機『オスプレイ』。これは開発段階から墜落事故続きで、死亡した搭乗員は36人。米国では「未亡人製造機」とまで呼ばれている、いわくつきの"欠陥機"だ。

当然、配備先の沖縄県内では、仲井眞弘多知事を先頭に反対論一色。岩国でも市議会が「オスプレイ反対」の議決をあげている。民主党の前原誠司政調会長も、世論を意識して、こう発言している。

「首相も官房長官も沖縄、山口の皆さんの民意を軽く考えているのではないか。いまの配備計画を、そのまま押しつけて沖縄の理解を得られるのか。見通しは甘いといわざるを得ない」

その軽く考えている筆頭が森本防衛相だ。もともと、この人は自民党に近い対米重視の防衛論者。2009年に麻生内閣で初代防衛大臣補佐官を務め、民主党に対しては「鳩山、菅両政権の外交・安全保障政策は支離滅裂」「危機管理のセンスもない」と切り捨ててきたのだ。

だから、オスプレイ配備について、国会で「米国に注文をつける考えはない」と述べ、米国の計画どおりに受け入れる考えだ。

では、肝心の野田首相はどう思っているのか。

「オスプレイ配備には民主党議員の大半が反対です。しかし、野田さんは米国とコトを荒立てたくない、というより面倒なことが嫌なんです。さらに森本さんを起用した手前、文句をつけられず、任せっぱなしなんですよ」(事情通)

森本さんは民間人だから、その言動で"選挙の洗礼"を受けることはない。民主党の苦々しい視線を尻目に、着々と持論を実現化させているのだ。

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