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「8月解散」を野田首相に迫る谷垣総裁の"待ったなし"事情

[週刊大衆08月13日号]

2月末の"極秘会談"がマスコミにバレて以来、野田首相、谷垣自民党総裁の2人は、会うことも連絡を取ることもないことになっている。なにしろ、極秘会談では消費税増税法案の成立を約束しただけではなく、その先の民主・自民の大連立まで話されたという見方があって、永田町は大騒ぎだったからだ。

「極秘会談には、自民、民主双方とも党内から批判が集中しました。自民党では、"谷垣総裁の指導力に疑問符がついていたから、やっぱり与党と妥協して戦う気がないんだ"と悪評。一方の民主党では、小沢グループなど消費税増税反対派が"党内論議抜きでコトを進める気だ"と息巻いたんです」(政界関係者)

以来、2人はサシで会うことはない。

しかし、特捜班は2人が密かに連絡を取り合っているとの情報を掴んだ。密会ではない。携帯電話でのホットラインがあったのだ。

首相官邸の関係者がいう。
「政治の節目節目で連絡を取っていました。電話は野田さんがかけるほうが多く、谷垣さんからかけてきたのは2~3回。当初は、それぞれが党内の愚痴をこぼし合っていたようですが、最近では谷垣さんが、"消費税増税法案を仕上げたあとは解散ですからね。それ以外はありませんよ"と、声高に念押ししているようです」

決してソリの合わない2人ではないが、谷垣さんの尻に火がついた。本人が「9月までに衆院選がなければ総裁選で対抗馬が出てくる。悠長なことはいってられない」というように、何がなんでも解散に持っていかないと9月にお払い箱に。

"ポスト谷垣"に石原幹事長はやる気満々、石破茂、林芳正の両氏も色気があり、安倍晋三さんは2度目の総理を目指して党内工作を進めている。一般議員の中にも「総選挙の顔が谷垣さんじゃ、力が入らない」という者もいる。

谷垣さんにしてみれば、ここで野田政権を解散に追い込まないと、「総理になれなかった自民党総裁」で終わってしまう。

ホットラインで、声を荒げるのも無理はない。

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