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"いうだけ番長"が代表選出馬に色気

[週刊大衆08月13日号]

「前頭葉の9割は、消費税増税が詰まっているんじゃないのか」

民主党幹部がそう揶揄するように、野田さんは増税法案成立の前に、ほかのことで波風を立てたくないようだ。①野党②米国③霞が関官僚、の3者とは摩擦が起きないよう、ひたすら低姿勢なのである。

ところが、国民のほうが波風を立て始めた。毎週金曜日、首相官邸前に集まり、原発再稼動に反対する何万人という市民。「数週間で終息する」と見ていた官邸サイドは、「金曜日に首相は外にも出られない」と、ぼやいている。

その原発反対デモと同じ構図になってきたのが、「オスプレイの岩国搬入・沖縄配備」だ。なにしろ"未亡人製造機"といわれるほど事故続きの欠陥飛行機。沖縄県民の9割が反対、岩国市議会、山口県議会も反対決議をあげている。

にもかかわらず、野田さんは「(配備は)日本政府がどうのこうのという立場にはない」とコメントして、反発を呼んだ。

「鳩山さんの普天間基地国外・県外移転じゃないけど、できもしないことを口走れば、それこそ命取り。ここは黙ってやり過ごすつもりだったんです」(事情通)

ところが、そこに身内ともいうべき前原誠司政調会長が、公然と批判し始めた。
「万が一、事故が起きれば、日米安保に支障が出る。配備を延長すべきだ」

前原さんは9月の代表選挙には出ないことを表明しているから、お気楽に発言できる。昨年の代表選では"後出しジャンケン"で出馬した野田さんに負けた。総理になる気だった前原さんにとっては屈辱の結果だ。

そんな恨みのある前原さんの「代表選出馬見送り、野田続投容認」も額面どおりには受け取れない。

「前原さんは、土壇場で代表選出馬も、あり得ます。代表になったあとの総選挙に負けても"野田増税が敗因だった"と責任回避できる。オスプレイにしても"危険性を指摘したまで。日米安保重視は持論だ"と言い逃れできますからね」(民主党幹部)

いやはや、"いうだけ番長"の面目躍如か。

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