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小沢一郎"妻"で「次期総選挙まさかの落選」危機 vol.1

[週刊大衆08月13日号]

小沢一郎・「国民の生活が第一」代表が、夜ごと、落選の悪夢にうなされているという――。

「一見、華々しく見えた今回の離党と、それに続く新党立ち上げ劇は、実際は追い込まれての離党であり、切羽詰まったうえでの新党旗揚げだったというのが永田町の定説です」(全国紙政治部デスク)

そんな永田町の声を、政治ジャーナリストの安積明子氏が代弁する。

「いまは、東日本大震災からの復興が何よりも大事な時期。にもかかわらず、小沢氏が"己の事情のみ"で党を離れたことに、小沢支持者、特に同氏の地元・岩手県から大きな失望の声が上がっています」

それが顕著なのが、地元、つまり被災地から寄せられる陳情だという。

「与党でなければ、陳情を持っていけません。50人足らずの小政党に陳情しても、叶えられる可能性は小さいですからね。なのに、小沢氏は復興よりも政治家としてのメンツを選んでしまったんです」(前同)

その小沢氏が、復興よりも優先したのが再度の権力奪取。そのために新党を結成したが、それもすでに、お先真っ暗だというのだ。

「ジリ貧は否めません。総選挙での議席減は確実。来夏にも参院選がありますが、ここでも苦戦を強いられるでしょう。近い将来、小沢新党は政界から消えてなくなるだろうとは、永田町の多くが見ているところです」(政治評論家・有馬晴海氏)

起死回生、一発逆転を夢見て"立ち上がった"小沢氏だったが、淡く儚い"夏の夜の夢"に終わるだろうと断じられているのだ。

その小沢氏、これら識者たちの声のとおり、いまや完全な崖っぷちだという。

「たとえば政党支持率。これは悲惨の一語です。新党旗揚げで、普通ならご祝儀相場で少しは嵩上げもあるのに、結果は散々でした」(前出・デスク)

確かに、共同通信の世論調査で"支持する"と答えた人は4・8%(比例投票先5・6%)。産経新聞に至っては、3・7%(同6・5%)という低さだった。

それだけではない。

「3年以上にわたって続いている"小沢・陸山会事件(政治資金規正法違反事件)"が、いまだ収束の気配さえ見えません。今後は、新たに開かれる控訴審で"小沢=悪人"イメージが、さらに強調され膨らんでいくはずです」(前同)

その小沢氏を、いま、最も悩ませているのが、"小沢王国"といわれた岩手県での"小沢離れ"だという。

その発端となったのが、週刊文春が暴露した《小沢一郎妻からの『離縁状』》(6月21日号)だった。

岩手県議の佐々木努氏(民主党)がいう。
「あの記事の影響は大きかったですね。小沢夫人による、〈岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げ出した小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました〉の一文が、私を含めて被災地の人たちの気持ちを代弁して余りあるものでした」

ちなみに、小沢夫人の和子氏は約30年前、地元・岩手県奥州市で、小沢氏の選挙を支援する女性団体『水和会』を組織した。

"金帰火来"(金曜夜に選挙区入りして地元回り。火曜朝に帰京)の奮闘で強力な地盤を作り上げた、小沢氏にとっては糟糠の妻だ。

「初当選以来、党務に忙しかった小沢氏はほとんど地元入りせず、地元は奥さんと秘書に任せきりでした。そんな陰に日向に小沢氏を支えた奥さんが、あれだけ激烈な告白をしたことで、地元の女性陣が小沢氏に強烈な怒りを抱いたといいます」(地元紙記者)

政治評論家の浅川博忠氏がいう。
「大震災発生から3カ月後、私が盛岡市で講演をした際、地元経済界の方々から"(小沢氏は)こういうときこそ、被災地で陣頭指揮を執らなければならないのに、現地入りしないのはひどすぎる!!"との声が充満していました。以後、小沢王国・岩手県は、完全に同氏との間に距離を置き始めました」

それが端的に現われたのが、今回の離党劇だった。

「これまで、小沢氏が新党を作れば、地元の国会議員や県議会の系列議員は同氏と行動を共にしてきましたが、今回は真っぷたつ。新党に参加した同県選出の民主党国会議員は8人中5人。民主党の県会議員も、離党してついていったのは23人中10人しかいませんでした」(前出・地元紙記者)

どうやら、絶対的権勢を誇った小沢王国に、決定的なヒビが入っているのは間違いないようだ。

小沢氏が抱える問題は、これだけではない。選挙となれば絶対に必要な"実弾=現金"不足も深刻なのだ。

「離党表明する前週の金曜日、小沢グループが会合を開いたんですが、そこで配られた"実弾"が、1人わずか50万円だったんです。かつての小沢氏なら1000万円ぐらいを渡してもおかしくない。それが、たったの50万円。ここに、小沢氏の苦しい台所事情が現われています」(前同)

"兵站"未整備のまま、功を焦る若手将校よろしく、戦場へと闇雲に突入してしまった小沢氏。

そんな玉砕兵と化した小沢氏に、頼みの綱だった橋下徹大阪市長も距離を置き始めているという。

「"大阪維新の会"は、幹事長の松井一郎大阪府知事が小沢氏との連携を拒絶。橋下氏も、それに同調すると見られているんです」(前出・浅川氏)

08月10日公開のvol.2に続く・・・。

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