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サイト閲覧で1800万円!? 警察官も騙される「ワンクリック詐欺」の巧妙化

サイト閲覧で1800万円!? 警察官も騙される「ワンクリック詐欺」の巧妙化

7月29日、福岡県豊前署は福岡県警の50代の男性巡査部長が成人男性向けサイトの架空請求で現金約1800万円をだまし取られたと発表した。

なんでもこの巡査部長は5月中旬、勤務時間外に自分のスマートフォンで成人男性向けサイトを閲覧していたところ、突然「会員登録されました」などという表示が出たため、解約するためにサイトの問い合わせフォームから自身の名前と電話番号を入力。すると電話があり、解約手数料として32万円の電子マネーを支払ったという。

しかし格好のカモとみられたのだろう、詐欺はこれだけでは終わらなかった。7月中旬以降、今度は他のサイトに会員登録されていると別の男から電話があり、再び料金を請求されるハメになったのだ。指定された口座に現金25万円~99万円を19回にわたって振り込んだ巡査部長、その被害総額は1810万円にまで膨れ上がった。

まさか警察官が典型的な“ワンクリック詐欺”の被害者になろうとは、ひっかけるほうも想像していなかったに違いないが、この手の詐欺は年々巧妙化しているといわれている。

ワンクリック詐欺で多いのは、成人男性向け動画サイトの動画再生ボタンをクリックすると「ご入会ありがとうございます」と請求画面が現われるケース。だが、悪質なのは画面にIPアドレスやリモートホスト、プロバイダ情報なども記されていて、個人情報がすでに筒抜けになっていると思わせている点だ。

不安がらせて金を払わそうというわけである。また、最近ではスマホで成人男性向けのアプリをダウンロードした際などにGPS機能から読み取った位置情報が表示されるケースもあるそうだ。

もちろんそれで個人を特定することなど不可能。「○日までに支払わないと延滞料金が発生します」という脅し文句が冷静さを失わせようとしてくるが、無視しておけばなんの問題もない。

また、「退会等の相談窓口」「お問い合わせフォーム」として電話番号やメールアドレスが表示されている場合、そちらに連絡しようものなら詐欺フループの思うつぼ。自分の連絡先が完全にばれてしまう。件の巡査部長もそれに引っ掛かった模様だ。

ワンクリック詐欺に引っ掛からないためには、そもそも怪しげなサイトにアクセスしないことが大事だが、仮に請求画面が現われて「債権回収業者に委託する」という脅し文句や訴訟を匂わせる文面があっても冷静さを失わず、徹底的に無視するようにしたい。

サイト閲覧で1800万円!? 警察官も騙される「ワンクリック詐欺」の巧妙化

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