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さらば民主党政権「裏切りの1000日間」全記録 vol.1

[週刊大衆08月20・27日合併号]

2009年9月、多くの国民の熱狂的支持を得て、"政権交代"が実現した。

「民主党政権誕生直後、共同通信の世論調査では、鳩山内閣への支持率は72・0%(不支持13・1%)と圧倒的数字でした。

それが、政権発足から1000日を過ぎたいま、民主党3代目・野田政権の支持率は毎日新聞の調査で23%(不支持53%)と、呆れるほどの急降下ぶりです」(全国紙政治部デスク)

3年前に民主党が掲げた「逆転の夏」というキャッチフレーズも、いまとなっては寒々しく感じる。

「期待が大きかっただけに何もできなかった、いや、国民を裏切り続けた民主党政権への憤懣は、いまや怒りを超えて絶望に近いものです」(前同)

いったい、この1000日間とはなんだったのか。民主党政権が重ねた裏切りの数々を、怒りと絶望とともに、ここに記そう。すべては、鳩山由紀夫"政治主導"政権(09年9月16日~10年6月8日)から始まった。

「脱官僚・政治主導を高らかに宣言し、"政治家が国を動かす使命"に我々も燃えていました。霞が関に隠されている埋蔵金を暴き出し、民主党マニフェスト実現のための財源9・1兆円を弾き出しました。あの頃は党内も革命前夜のような興奮に包まれていました」(民主党中堅議員)

高揚感は鳩山首相(以下、肩書はすべて当時のもの)も同じだったようだ。「(民主党マニフェストの重要項目・子ども手当財源について)7兆円の初年度分は十分、目処ができている」

歌舞伎役者さながらにそう大見得を切ったが、その言葉はすぐにウソだったことが判明する。
「マニフェストで、子ども1人あたり月額2万6000円を義務教育終了まで支給するはずだったが、実際には財源不足で月額1万3000円に半減。また、負担が増える地方自治体から反対の声が上がるなど、見切り発車ぶりが露呈しました」(民主党担当記者)

政治評論家の山口朝雄氏は、鳩山首相の言動について、こう呆れる。「根っからの御曹司で、考え方がヤワで詰めが甘い。政権トップにつくや、その弱点がモロに出てしまったんです」

自らがついたウソは、当然、その首を締めることになる。沖縄の在日米軍普天間基地移設について、鳩山首相は政権交代前に「最低でも県外」を"約束"していた。それが、政権を獲るや「辺野古(案)も生きている」と言を翻す。

「発言が右に左にブレ続けました。オバマ米大統領に"どうなっているんだ"と問われるや、真顔で"トラスト・ミー(私を信じて)"。多くの批判に晒されるや、"腹案を持ち合わせている"と平然といい放つ。そして最後は、なんと、"すべてを県外にというのは現実問題として難しい"と投げ出したのです」(前出・民主党担当記者)

なんのことはない。ただ沖縄県民の心を弄んだだけだったのだ。

「"友愛外交"を金科玉条とし、"東アジア共同体"やアジア共通通貨の実現など壮大な構想を口にしていた鳩山首相。ですが、振り返ってみれば日本外交の基軸である日米関係は完全に破壊されて粉々。また、いまでは中国や韓国、そしてロシアまでが日本に対して公然と敵意を剝き出しにしています。友愛外交どころか、日本外交を根底から滅茶苦茶にしてしまいました」(政治評論家・浅川博忠氏)

この鳩山政権下では、事業仕分け(行政刷新会議)が政治主導の象徴として行なわれた。
「あれはプロレスと一緒で、蓮舫行政刷新相ら正義の味方・仕分け人が悪い役人をとっちめる姿を国民に見せるためのパフォーマンス。仕分けの対象になったはずなのに、何も変わらない事業もかなりありました」(前出・全国紙デスク)

結局、普天間基地移設問題と「政治とカネ」問題を理由に、わずか8カ月半で首相の職を辞してしまった。

この窮地に颯爽と登場したのが、菅直人"市民派宰相"政権(10年6月8日~11年9月2日)だった。

菅首相は就任の記者会見席上、「勇猛果敢に戦ってもらいたいという期待を込めて、奇兵隊内閣とでも名づけてもらえばありがたい」と、ヤル気を目いっぱいアピールした。だが、すぐにメッキは剝げた。

10年9月7日、尖閣諸島近海で海上保安庁の巡視艇と中国の漁船が衝突。その事後処理を巡り、菅政権の腰砕けぶりが満天下に暴かれたのだ。
「当初は、菅政権の"陰の総理"とまでいわれていた実力者・仙谷由人官房長官を筆頭に、同政権の青年将校たち、前原誠司国交相や玄葉光一郎国家戦略担当相らは、揃って中国を批判する強気発言に終始していました」(外務省関係者)

それが、中国政府がフジタ社員を現地で拘束するなど、強硬姿勢に出るや、とたんにナメクジに塩のごとく、ナヨナヨと崩れ落ちてしまった。

08月14日公開のvol.2に続く・・・。

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