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さらば民主党政権「裏切りの1000日間」全記録 vol.3

[週刊大衆08月20・27日合併号]

そんな菅政権を反面教師として登場したのが、野田佳彦"どじょう"政権(12年9月2日~)だった。

「野田首相は、菅前首相の二の舞にはならないと強く意識していました。が、菅前首相とは逆に霞が関官僚に接近しすぎ、いまでは財務省役人の言いなりです」(前出・官邸担当記者)

野田首相を取り込んだ財務省は、悲願の消費増税を実現させつつある。「いま、首相は国民に痛みを伴わせる増税をあえて打ち出すことで、"日本の将来に責任を持つ政治家"イメージに、自ら酔いしれています。でも実際は、財務官僚の手のひらで転がされているだけなんです」(ベテラン政治記者)

その結果が、「(消費増税に)政治生命を賭ける」発言となったというわけだ。「首相が消費増税分は社会福祉のみに使うといってますが、真っ赤なウソ。すでに永田町や霞が関では、増税分のブン捕り合戦が始まっています。なかでも、整備新幹線3ルートは、族議員や"シロアリ"がワンサカ。その一つ、北陸の金沢~敦賀間の113キロ間には大飯原発があり、原発再稼働に向けた立地自治体への"撒き餌"ですよ」(前同)

首相就任直後、自らの政治家人生を「どじょうは、どじょうの持ち味があります。金魚にはなれません」と例え、誠実さと謙虚さをアピールしたのだが……。

「いまでは、権力と利権の臭いがフンプンたる官僚と財界にベッタリ。09年夏、民主党が政権交代したときとは、まったく似ても似つかない政権になってしまいました」(山口氏)

伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸氏も、呆れ口調でいう。「私は、いまの野田総理は頑張っているとは思っているんです。ただ、前の2人の首相がグチャグチャにしたあとの敗戦処理で精いっぱいなんでしょう。
やっぱり一国の主である首相は、器が必要。民主党の3人の首相からは、物事を突き進める決断力が見えません。たとえば田中角栄さんは功罪あるにせよ、少なくとも国民のために何かをやる姿勢がありました。もし、民主が次の総選挙で大敗し、自民・公明と連立を組むようなら、もう何も期待できないですね」

期待のち失望――。国民を騙し続けた民主党に残された最後の道は、野党として一から出直すことしかないのかもしれない。

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