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引退 宮崎駿監督の「幻の次回作」

[週刊大衆9月30日号]

『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』……映画界に偉大な足跡を残した宮崎駿監督(72)が、ついに引退を決めた。
「2003年に『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞を獲得するなど、宮崎監督はウォルト・ディズニーと並ぶ歴史的な存在です。"早すぎる"と惜しむ声が世界中から寄せられていますね」(制作会社幹部)

9月6日の引退会見で、「(次の作品を作るのに)5年じゃ済まないでしょう。そうすると次は6年か7年か。7年かかると80歳」と、時間的な制約を口にした宮崎監督。
「かつては1日20時間働くことで有名でしたが、最近は"1日7時間が限界"とこぼしていました。いまだにそれほど絵を描いているのも驚異的です」(テレビ局関係者)

その原動力を、宮崎監督はこう語る。
「児童文学に影響を受けてこの世界に入ったので、子供たちに"この世は生きるに値する"と伝えなければいけない」

今後、その作品を目にすることはないのか……と諦めるのはまだ早い。
「引退には"長編アニメーションから"と、ただし書きがついている。監督も"あと10年は仕事をしたい"と明言しています」(前出・制作会社幹部)

となると、現状、最後の宮崎アニメである『風立ちぬ』に続く"幻の次回作"を目にする可能性も出てくるわけだ。
「関東大震災前の東京が舞台で、まだ学生の芥川龍之介が文学ではなく探偵をやる。夏目漱石も芥川の相談を受け、トンチンカンな推理をする。ものすごくいいヤツで元気な龍之介と、お札と違って髪も薄くなってヒゲもチョボチョボ、老人になった漱石が軽妙な会話をする。そういう愉快な映画をやりたいですね」
と、11年にインタビューで語っている宮崎監督。

漱石と龍之介と駿という江戸っ子3人で織り成す"次回作"。
ぜひ完成させてほしいものだ。

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