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中国全土が熱中する「尖閣防衛」ゲームの酷過ぎる中身

[週刊大衆8月19・26日合併号]

中国で、軍事ネットゲームが大流行している。その名も『光栄使命』(日本語:光栄なる使命)。
開発を主導したのは、人民解放軍。南京軍区の兵站(へいたん)部門部署が、「兵士募集に活用する」目的で、民間業者の協力を得て製作した“国家プロジェクト”である。完成したのは7月中旬。
「戦争もののネットアクションゲームは『バトルフィールド』シリーズほか、名作が多数ありますが、それらをパクッて作ったのは明らか。ゲーム自体は“まあまあ”の出来ですが、ネット環境があれば誰でもすぐに始められる手軽さもあり、ユーザーが爆発的に増殖中。早くも、2億人を超える中国人民がハマっているほどの熱狂ぶりです」(ゲーム雑誌ライター)

ただ、この『光栄使命』、日本人にとっては“噴飯”ものの内容となっている。
「中国が尖閣諸島を防衛するというシナリオなんですよ。“我らの釣魚島(尖閣の中国での呼称)を守れ!”をスローガンに、自衛隊を想定した敵を殺しまくるんです」(中国ウオッチャー)

尖閣諸島が日本固有の領土であるのは、国際法上でも明白だ。
動画サイトに投稿されたゲームの映像には、随所に“対自衛隊”を彷彿とさせる演出が施されており、
「撃ち落とされるヘリは、ドーナツ状のレーダーが見て取れるので、明らかに陸自のAH-64Dアパッチ・ロングボウ。殺される歩兵は陸自隊員の出で立ち。ほかにも、敵側で黒人兵も出てくるので、米軍も“殺される側”なんですね」(軍事ライターの黒鉦(くろがね)英夫氏)

民間業者がこうしたゲームを作るのなら、まだ理解できる。中国の場合、それを軍が主導しているところが、“無法国家”たるゆえんである。日本政府は看過してよいのか。

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