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ドライバーは知らない!全国高速道路に隠されたヤバすぎる秘密55 vol.3

[週刊大衆8月19・26日合併号]

特に注目は都心三環状。これは、東京を囲む首都高中央環状線、外環道、圏央道の3本の路線の総称で、全線開通すると驚きの効果が期待できるという。
「東京から各地方に伸びる高速道路ですが、それを東京の手前で連絡する道路がないんです。そのため、地方から地方へ移動する車の多くは一旦、都心に入ることを余儀なくされている。現在、首都高を走る車の62%が東京にまったく用のない“素通り”です」(国交省関係者)
つまり、三環状が整えば首都高を走る車は4割ほどに激減し、渋滞が格段に解消されることになるのだ。

その三環状のうち、首都高中央環状線は14年度中の開通が見込まれている。
「池袋、新宿と結ばれていた渋谷から、首都高羽田線までが直結されることで、東北道、中央道、東名から羽田空港、横浜へ向かう際、都心を通らずに辿り着くことができるようになります」(前同)
また、一番外を走る圏央道も、15年までに全線開通する予定だ。

道路網が発展する一方で、その監視体制も着々と進化を遂げている。
「ETC車載器を利用した、“絶対に逃れらないオービス(速度自動取締機)”が開発されているとの情報があります」(自動車情報誌記者)
ドライバーなら、誰もがおののく最強の機器が誕生する可能性があるということだろうか。

その登場はまだ先の話としても、ラテン語で“眼”を意味する“オービス”について、おさらいしよう。
40キロ以上の速度超過(一般道では30キロ以上)をすると、昼間でもハッキリとわかるほどの強烈なフラッシュがたかれて写真を撮られ、1カ月ほどで警察から通知が来る。その超過具合によって、罰金や減点などの罰則が与えられる。
高速道路の安全を保つためのシステムだが、「いろいろと問題がある」と話すのは、ジャーナリストの寺沢有氏だ。
寺沢氏はかつて、オービスによるスピード違反検挙に異議を唱え、裁判所に訴えたこともある。

注意すべきは、「速度自動取締機設置路線」という予告標識だという。
「設置箇所の直前には、この予告標識が2枚表示されていると考えるドライバーが多いが、法的に義務づけられているわけではありません。あくまで、“だまし討ちだ!”とドライバーから抗議されないための方便に過ぎないんです。
したがって、2枚どころか、1枚もないケースまであります」(前同)
そのひとつが、首都高羽田線平和島ランプ付近にある。ここには、予告標識は1枚しか設置されていない。

法定速度で走るのは当然のこととはいえど、オービスはドライバーにとっては煙たい存在。しかも、その測定結果が誤作動だと判定されたのは、兵庫県の加古川バイパスで発生した1件しかない。
「無罪を勝ち取れたのは、被告人が乗った大型トラックにタコグラフがあり、その記録が証拠になったから。
92年10月に大阪高裁が無罪を言い渡し、検察は上告を断念しました」(前同)
現状では、よほどのことがない限り、オービスの結果は覆すことはできないようだ。

そして同機器のほかにも、新たな“新兵器”が導入されているという。
「通称『ホークアイ』(鷹の目)と呼ばれる車間距離不保持違反取締装置が、すでに登場しています。これは、“車間距離オービス”といっていいでしょう」(交通ジャーナリストの今井亮二氏)
これまで客観的に立証する手立てがなかった、あおり行為に対し、警察は「堂々と取締りをできる」と胸を張るのだが、
「目安として、晴れの日に時速100キロで100メートルの車間距離といわれていますが、そもそも、違反となる車間距離が法律で定められていません。
車間距離不保持違反は、普通車で反則点1点、反則金6000円を徴収するわけですから、明確な基準を設けてほしいですよね」(前出・村松氏)

普段、我々が、なにげなく利用している高速道路。
この旧盆休み、本誌を参考に高速道路をよく知ることで、身の安全に繋げ、楽しい夏休みを過ごしていただきたい。

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