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「新党 今はひとり」山本太郎に「ウチに来い」他党の誘惑

[週刊大衆8月12日号]

「やはり彼でしたね。古くは、『木枯し紋次郎』の中村敦夫さん、最近では薬害エイズの川田龍平さん……と東京都選挙区は、劣勢をはねのけて当選した無所属候補が多く、“魔物が住む”といわれてきましたから」
と、政党選挙担当者が言うのは、「原発反対」の一点で初当選を果たした「新党 今はひとり」の山本太郎(東京都選挙区/改選議席5)のこと。名のとおりたった一人の政党で、事実上無所属。公示当初は泡沫扱いだったが、無党派層が動き大逆転劇となった。

しかし前途は多難。民放局プロデューサーが言う。
「正直、扱いづらいですね。当選直後は各局をハシゴして出演しましたが、今後はお断りです」
と、出演のオファーをしないと明言。
「山本さんは、選挙中も盛んにテレビ局批判を繰り返しました。“反原発”“反東京電力”はまだいいとして、原発関連のメーカーの名前を出して糾弾。“東芝、日立、三菱はテレビ番組の大スポンサー。だから、テレビでは本当の情報を流さない”ってね。広告収入で成り立つ局にすれば、とても出演させられない」(前同)

芸能界から村八分にあっても成し遂げたかった“原発全廃”。しかし、である。
「議員一人では国会で質問することができないから、自民党を追及するチャンスはない。無所属議員が他党と会派を組むのは、そんな事情からです」
と説くのは国会関係者。

テレビは見捨てても、票も取れるうえにカリスマ性抜群の山本太郎。数々の小政党が「ウチに来い!」と両手を広げて待っているが、行くも地獄、戻るも地獄。
「“即原発ゼロ”で一致するのは共産党くらいですが、共産党の会派に入っても、小政党だから、質問は共産党議員が優先される。あとは落ち目の社民党ですが、知名度を利用されるだけ。質問ができず、“国会で座って寝ているだけ”の議員になりかねません」(前同)

中村敦夫氏は、「みどりの会議」を作ったものの自然消滅。川田龍平氏は、みんなの党に入った。
山本太郎はどうなるのか?反原発の旗手は、国会議員として動き出したばかりである。

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