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林真須美死刑囚に吹く「無罪」追い風新展開

[週刊大衆8月12日号]

かつて、日本中を恐怖に陥れた和歌山毒カレー事件。7月25日に事件からちょうど15年を迎え、時とともに人々の記憶から薄れつつある。だが、この事件は、関係者の間ではまだ終わっていないという。

「09年に林真須美被告の死刑判決が確定しましたが、本人は一貫して無罪を主張。現在、再審請求中です。動機と決定的な証拠がなかったこともあって、林死刑囚を支える支援者も多く、精力的に活動しています」(全国紙社会部記者)
15年目の区切りで弁護活動も活発化しており、
「20日、大阪市内で支援者集会が開かれました。約120人が参加し、林死刑囚の“一日も早く死刑囚から生還したい”との手紙が読み上げられました」(前同)

こうした活動の結果、今年3月末、林死刑囚にとって強力な追い風となる事実が判明している。
「有罪の拠り所とされたヒ素鑑定について、京都大学の河合潤教授が鑑定結果を分析し直したところ、当時の結果が否定されたんです」(弁護団関係者)
当初の鑑定では、
「犯行に使用された紙コップに付着していたヒ素と、林死刑囚の自宅にあったタッパー容器のヒ素が同一だとされていました。ところが分析の結果、別種のヒ素であることが判明したんです」(前同)

15年目の新事実について、真須美死刑囚の親族の林浩之さんはこう話す。
「今回の件は、再審請求にとって追い風になるのは間違いない。ただ、最高裁で棄却されているので、すぐに覆ることはないでしょう。辛抱強くやるしかない」

7月22日、真須美死刑囚は52歳の誕生日を迎えた。
この日、大阪拘置所に面会に訪れた浩之さんは、そのときの様子をこう語る。
「誕生日プレゼントでワンピースと下着をあげたんで、喜んでましたね。新しい動きを知って、いまは獲れたての魚のように生き生きとしている印象です」

真相はまだまだ闇の中。事件の全貌が解明される日は来るのだろうか……。

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