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安倍晋三首相を抹殺する「自民党TPPクーデター」造反240人!! vol.2

[週刊大衆8月12日号]

同会メンバーの一人、自民党の國場(こくば)幸之助衆院議員(沖縄1区)が言う。
「TPPで政府が聖域とする5品目“コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖”のうち、私の地元沖縄ではサトウキビが死活問題です。沖縄は南北大東島のように、サトウキビの生産が重要な収入源になっている地域が多い。こうした島嶼で暮らす人々の生活を守ることはもちろん、国益に直結した聖域を守ることは必須」
國場議員は、政府の方針では国益を守れないと判断したら、毅然とした行動に出る覚悟だという。

「現在、自民党内でTPP推進派の代表は、安倍首相、菅官房長官、石破幹事長の3人の重鎮。加えて、小泉進次郎青年局長も推進派の一人。そのため、先の参院選では、TPP問題には触れないよう党からお達しがあったようですが、向こう3年の安定政権が見えたいま、息を潜めてきた反対派が活動を活発化させる可能性は高い」(前出・デスク)
さらに、ここにきて、水面下で不穏な動きも囁かれ出した。前出の反TPP派の自民党議員が明かす。
「今回の交渉参加を受けて、交渉官が受け取ったのが、数千ページに及ぶ書類。しかも、交渉内容には守秘義務がある。つまり、国民には内容が知らされぬまま、日本はTPPに参加をすることになる。
こんなことは許せない。我々が結束したら、数の論理からも政府は方針変更せざるを得なくなるはずだ」

その造反Xデーは、TPP基本合意が成る10月。遅くとも交渉妥結となる年内いっぱいには、安倍政権が“TPPクーデター”で崖っ縁に追い込まれる可能性があるというのだ。不穏な動きは、これだけではない。
「首相と折り合いの悪い石破幹事長をはじめ、石原環境相や林農相といった安倍首相と同世代の“次期総裁候補”たちが、“安倍政権が長期化すれば自分たちの出番がなくなる”と、焦り出しているようなんです。
前総裁の谷垣法相も再登板の可能性を模索中です。さらに、彼らと同世代の高村正彦副総裁も、すでに安倍政権を不安視して、距離を置き始めています」(ベテランの政治記者)

まさに、“前門の虎、後門の狼”状態の安倍首相。とはいえ、安倍首相がTPP交渉を断念することはできないという。元外務省主席分析官の佐藤優氏が言う。
「TPPには、“中国封じ込め”という安全保障上の側面があるからです。TPPの正体は自由貿易ではなく、“緩やかなブロック経済”の構築にあります。米国を中心に、環太平洋に位置する日本、オーストラリア、そしてニュージーランド等が結束。これは、関税同盟を基調とした包括的な対中包囲網なんです」
前出の國場議員も、
「佐藤先生のご指摘は正鵠を射ている。私がサトウキビを守りたい理由には、この産業が衰退すると、沖縄で無人島が増えてしまい、安全保障上の危機を迎えるという側面もある」
と打ち明ける。

「ある自民党の大物は、“建前上コメだけは”とコボしていましたからね。聖域の5項目でコメ以外全敗なんてことになれば、反対派は激怒するはず」(前出・記者)
悲願だった衆参ねじれも解消され、順風満帆に見える安倍政権だが、TPPを巡り党内では、すわ造反の事態が進行中なのだ--。

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