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共産党は政界の脱臭剤?

[週刊大衆7月22日号]

漁夫の利という言葉がよく似合う。さる都議選で絶好調だった日本共産党のことだ。8議席から17議席と倍増し、大勝利である。
志位和夫委員長は、「参院選もこの勢いで」とハッパをかけるが、どうなる!? 

ベテラン選挙参謀がいう。
「勝因は、自民党批判の受け皿になったから。他党が“アベノミクスの第一の矢・規制緩和はうまくいったけど……”と中途半端な批判に終始したのに対し、共産党は徹底批判。“大企業の内部留保金260兆円の1%を吐き出すだけで勤労者1人あたり1万円の賃上げになる”と具体的でした」

しかし、共産党の得票率は13・61%。前回(12・56%)からの伸び率はたった1・05%しかなかった。

「他の野党が1選挙区で複数議席を取ろうと共倒れしたり、維新の会とみんなの党が潰し合ったりで自滅した結果、相対的に共産党が浮かんだだけ」(前同)

それでも政界では長年、「共産党が伸びるときは政局大波乱の予兆だ」という伝統がある。政治部記者OBは、「共産党は政界の脱臭剤だ」という。
「冷蔵庫に入れっぱなしで賞味期限切れになった食べ物から異臭が出始める。すると、脱臭剤が必要になる。つまり、いままで共産党が躍進を果たしたときは、政治腐敗や与野党の馴れ合いなど、政界が腐っているという背景があった。

ところが、冷蔵庫が食べ物でいっぱいだと脱臭剤が入らない。だから、そういうときは、与党内の権力闘争や政界再編などの大波乱が起きて政治が変わるのです」(前同)

4年前、民主党が落ちぶれた自民党の受け皿になって政権交代。その民主党がダメになり、自民党が政権復帰。対抗勢力になるはずだった第三極の日本維新の会が、いまや自滅状態。じゃあ、もっといけるか、と意気込む志位さん、
「単独政権でなく、(連立を組んで)“民主連合政府”をつくろうという方針」
と、政権奪取まで眼中に入れているほどの浮かれっぷりなのだ。

シイたげられてきただけに、弱い者の痛みがわかる……ってか!?

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