日刊大衆TOP 社会

異形の大国 中国で頻発する「怪奇現象Xファイル」 vol.2

[週刊大衆8月5日号]

お次は、極めて深刻な怪現象。中国5番目の淡水湖・巣湖で養殖魚120万トンが、一夜にして謎の大量死を遂げたのだ。こうした魚の大量死事件は、中国全土で相次いでいるが、多くは原因不明とされている。

ただ、中国国内では「工場の排水で死んだ」という住民の怒りの声が、ネットに投稿されている。中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聰(さとし)氏は、
「やはり、ベースになっているのは工場排水による水質汚染。工場が近くにない河川や湖沼でも水質汚染が進んでいますが、これは工場側が専門の裏業者に依頼し、有害物資を遠方に運ばせ、不法投棄させているからなんです」

さらに、こんな報告も。
「山東省で川岸を歩いていた男性が、泥の中に埋まった全長60センチの魚を見つけたんですが、その魚、全身、針状の棘で覆われていたんです。地元の臨沂大学生命科学院の教授も、“こんな魚は見たことがない”と驚いたといいます。地元では、水質汚染が原因で誕生した奇形魚ではないかと噂されています」(通信社記者)

また、各地の河川で、「自在に体の形状を変える怪生物」の存在が確認されているという。
「ネットに画像や動画がたくさん投稿されています。コイなどの魚群とする説もありますが、長い棒状から急に拡散するなど、アメーバのように自在に姿を変えるんです。“汚染で誕生したミュータント(突然変異)だ”と報じたメディアもあります」(前同)

未曽有の汚染は、水源だけではない。大気や土壌の汚染も加速度的に進む中国では、ミツバチやカイコが大量死(いずれも江蘇省)。
四川省の山岳地帯に棲むターキン(ウシ科の哺乳類で伝説の珍獣「六不像(ろくぶぞう)」のモデルとされる)も、大量死が問題となっている。

家畜の大量死にいたっては、もはや年中行事と化している。上海を流れる黄浦江で6000頭を超える豚の死骸が不法投棄されていた事件は、耳目に新しい。
「中国では死んだ家畜の不法投棄は当然。死肉を専門に扱う闇業者も存在します。家畜の大量死は、抗生剤の過剰投与や汚染された飼料が原因でしょう」(同)

豚だけではなく、鶏にも大量死が発生しているが、死骸の中に“3本脚が生えた奇形”が多く混じっていたというから驚きだ。
「重慶市や陝西省の村では、“翼の生えた猫”が生まれ、ニュースになりました。このほか、湖北省では尻尾の部分にも顔がある“双頭のトカゲ”、河南省では人の顔をした“人面豚”が発見されています」(中国関連の番組を手がけるテレビ番組制作会社スタッフ)
これらは「汚染による遺伝子障害の影響」と、多くの専門家が分析している。

一方、13億人民の胃袋を支える食卓でも、怪奇現象は確認できる。
「広東省と山東省のレストランで、客がうっかり生卵をテーブルの下に落としたら、ゴムボールのように床を弾みながら転がっていったというんです。このほか、冷蔵庫に入れていたキュウリに花が咲いたとか、買ったスイカが突然爆発したとか、食にまつわる話もたくさんあります」(前同)

その種明かしをしよう。弾む卵は、アルギン酸ナトリウムで作った“ニセ卵”。本物の10分の1の値段で作れるという。キュウリやスイカの怪奇現象は、成長を促進する催熟剤の過剰投与が原因だ。

また、上海などの大都市で、路面に突然亀裂が走ったり、半径数十メートルに及ぶ地盤の陥没事故が頻発しているが、これも地下水の無計画な汲み上げと、地下の乱開発が原因とされる。

7月31日公開のvol.3に続く・・・

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.