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評論家と番記者が語る! ヤクルト山田&ソフトバンク柳田「天才打者ができるまで」

[週刊大衆11月09日号]

評論家と番記者が語る! ヤクルト山田&ソフトバンク柳田「天才打者ができるまで」

プロ入り同期、ともにケタ外れの力と技術を持つ。今季「3割、30本、30盗塁」を達成した2人の天才打者が激突する。

連覇を狙うソフトバンクと、14年ぶりの日本一を目指すヤクルトの対決となった日本シリーズ。ソフトバンクの勝利に終わったが、両チームの3番打者、山田哲人(ヤ=23)と柳田悠岐(ソ=27)の"トリプルスリー対決"は大きな見どころのひとつだった。
「打率3割・本塁打30本・30盗塁」を意味するトリプルスリーは、プロ野球選手にとって勲章以外の何物でもない偉大な記録。
「ある意味、三冠王より難しいかもしれません。すべてで一流でないと届かない数字ですからね」(スポーツ紙ベテラン記者)

プロ野球史上、過去8人しか達成していないトリプルスリーを、今季、セとパで同時に達成したのがプロ5年目の山田と柳田だ。
今季の山田は143試合にフルイニング出場し、打率3割2分9厘、38本塁打、34盗塁を記録。打点100はチームメイトの畠山和洋に5打点及ばずリーグ2位。打率も同・川端慎吾に7厘及ばず2位となり、打撃3部門では本塁打王だけに終わったが、
「ひょっとしたら"トリプルスリー+三冠王"という、とてつもない大記録が生まれていたかもしれません。ともあれ、本塁打王と盗塁王を同時に獲得したのはプロ野球史上でも山田が初めての快挙です」(スポーツ紙デスク)

一方、柳田は今季138試合に出場し、打率3割6分3厘、34本塁打、32盗塁を記録。打点99はリーグ2位。トリプルスリーを達成した打者が首位打者のタイトルを獲得したのも、プロ野球史上初の偉業だ。そんな2人に共通しているのは、規格外とも言える豪快なバッティング。
「山田も柳田も思い切りよくスイングするから見ていて気持ちがいい。惚れ惚れします。山田はスイングスピードの速さがズバ抜けているし、内角球をさばく技術は天下一品。あれがあるから打率が上がるんです」

こう解説するのは野球評論家の金村義明氏。続けて、
「ギータ(柳田)のボールを遠くへ飛ばす能力もケタ外れです。しかも、あれだけフルスイングしているのにハイアベレージというのが凄い。バットの始動が早く、球の見極めがいいから率が残せるんです」

2人には、豪快さと巧さを兼ね備えたバッティング技術があるという。
「山田も柳田も反対方向に打てますからね。豪快なだけじゃなく、広角打法を身につけているのが彼らの強みです」(前同)

今やリーグを代表するスラッガーに成長した山田と柳田だが、2人は、くしくも2010年のドラフト同期生という因縁がある。実はドラフト時には、さほど評価が高くなかったというのも2人の共通点で、
「大阪・履正社高出身の山田は夏の甲子園出場経験はあるものの、複数球団が競合するほどの注目度はありませんでした。ヤクルトの1位指名とはいっても、実際は"外れ外れ1位"ですからね」(スポーツ紙デスク)

この年のドラフトでヤクルトは早大の斎藤佑樹を1位指名して抽選に外れ、外れ1位の塩見貴洋も楽天と競合して敗退。3番目に指名した山田もオリックスと競合した末、当たりクジを引いたという経緯がある。

広島商出身の柳田は甲子園出場を果たせぬまま広島経済大へ進学。広島六大学リーグでは4度の首位打者に輝き、通算打率も4割を超えたが、中央球界では無名のままだった。

結果的にソフトバンクから2位で指名された柳田だが、これにも裏話がある。
「当初、ソフトバンクの2位指名は今季、シーズン最多安打記録を216に更新した西武の秋山翔吾(八戸大)で行く方針でした。ところが、直前になって王貞治会長が"柳田の長打力は魅力がある"と言いだし、急遽、柳田を指名することになったんです」(スポーツ紙デスク)

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