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猛毒国家の真実 中国では「10秒に1人ががんになる!」 vol.2

[週刊大衆7月22日号]

汚れているのは大気だけではない。水源汚染も深刻な問題だ。
環境保護省が、石油化学工場や医薬産業の約1万8000社を対象に行ったリスク評価によれば、実に4割以上の施設が、環境に大きな影響を与える恐れがあったという。

中国は、自らの恥部は決して表に出さない“赤いベール”のお国柄。その政府機関が、こう発表したくらいだから、要するに、ほとんど「毒が垂れ流し状態」だということだろう。
つい最近も、自分が小さい頃に育った村に流れる川のあまりの変貌ぶりに、企業家がネット上で、地元の浙江省環境保護局長に「(その川で)20分泳いだら20万元(約300万円)あげるよ!」と投稿し、喝采を浴びるという珍事があった。そして当局は、その投稿者を処分できない有り様だ。
報道によれば、この川沿いで操業する複数のゴム靴工場が汚染源とされ、「近隣の村では、がんの死亡者が激増している」という。

中国事情に詳しく、『中国という大難』などの著書もあるジャーナリストの富坂聰氏は、中国の水源汚染の絶望的な状況について、こう解説する。
「中国はそもそも雨が少ない土地。そこに加えて、開放経済になって以降、生活用水が増加、工場排水は垂れ流しで、黄河をはじめとする川の水は枯渇ないし汚染が進んでいます。
すでに国中の淡水の60%が重度に汚染されており、きれいな水はたった5%しかないといわれます。これは、水不足で“殺し合い”が発生するくらいの危機的状況ですよ」
中国が威信をかけて建設した「三峡ダム」も、
「すでに単なる巨大な“ゴミ溜め”と化しています。地元の役人が毎日、ゴミを回収していますが、すでに限界で、ゴミがダムの水門に詰まる状態です」(中国事情に詳しいライターの古是三春氏)
ダム建設時に水没した化学薬品などの工場に加え、上流の重化学工業都市・重慶の工場汚水がブレンドされて“汚水ダム”と化しているのだとか。

「水道水は汚染が酷いため、消毒用の薬品を多量に使っており、悪臭が酷く、そのまま飲めたものではありません。ワイシャツを浸したら、化学反応ですぐ黄ばむほどですから、飲み続けたらどうなるか……。
そこで、一般市民も水道水を煮沸するだけでなく、無理してミネラルウオーターを購入するんですが、その頼みのミネラルウオーターが“紛い物”だったんですから、もうどうしようもないですよ」(前出・朱氏)
今年4月、中国でミネラルウオーターのシェア1位の「農夫山泉」(550ミリリットルで約20円)の水質基準が、“飲み続けたら死ぬ”といわれる水道水以下であることが報じられたのだ。
いかに、人民が常に危険に晒されているかがわかる。
水道水はもちろん、ミネラルウオーターも怪しいが、最も深刻なのは地下水だという。

7月17日公開のvol.3に続く・・・

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