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消費税8%目前 いま「買うべきモノ」「買ってはいけないモノ」 vol.01

[週刊大衆01月06・13年末合併特大号]

14年4月、消費増税という名の【恐怖の大魔王】が庶民の前に立ちはだかる

消費税が現行の5%から8%へと上がるのだ。
「総務省の家計調査(13年度)では月5000円、年間では6万円もの負担増になるとのデータが出ています」(総務省担当記者)

年間6万円なら、毎月1回、ファミレスで4人家族が食事をできる額だ。
「さらに、15年10月からは消費税を8%から10%とすることも"決定"。あまりの悪代官ぶりに、ムシロ旗を恐れた政府は生活必需品の税率を抑える軽減税率導入のアメをチラつかせましたが、結局は先送りでウヤムヤです」(前同)

そんな恐怖の大魔王襲来で始まる庶民のサバイバル生活。
そこで、本誌読者のお役に立つべく、消費増税目前に「買うべきモノ」「買ってはいけないモノ」を大検証した!

まずは、消費増税の影響をモロに受ける住宅の購入は是か、それとも非か?
「消費税の対象となる新築建物分が仮に3000万円なら、現行の消費税は150万円。それが8%では240万円となり、90万円もの負担増となります」(不動産業者)

これに住宅ローンの融資手数料などにも3%分が上乗せされ、その影響は大だ。
「ただし、今回、政府は住宅ローン減税の拡大と、すまい給付金制度を新設します。庶民への悪影響を極力抑えようとしています」(前同)

みずほ総合研究所の試算によれば、年収400万円の人が2400万円の住宅(うち建物価格=1530万円)を400万円の頭金で購入した場合、消費増税で増える負担金は46万円。

一方、住宅ローン減税や、すまい給付金で得られる金額は合わせて55万円。
結果、消費増税後に買ったほうが9万円得する計算だ。

経済アナリストの森永卓郎氏が言う。
「消費増税後は、駆け込み需要の反動で不動産価格が急激に落ち込み"叩き売り"状態となることも考えられます。ですので、消費増税前の住宅購入は絶対にあり得ません」と断じる。

一方、税制"改正"という美名の下、庶民の足・軽自動車にも軽自動車税が課される。
軽自動車の買い替えはすべきなのか?

森永氏が続ける。
「必要ならば、即、買いです。消費増税で生じる損を極力減らすべきです。15年4月以降に新車を買えば、軽自動車を持つ人が毎年、自治体に払う"軽自動車税"は、現行の7200円から1万800円と1・5倍に跳ね上がります。対して、15年4月以前に買えば、軽自動車税は現行の7200円で据え置き。10年間乗り続ければ、合計3万6000円もの負担減となります」

前回、97年の3%から5%へと上がった消費増税では、さまざまな駆け込み需要があった。

第一生命経済研究所の調べでは、自動車、照明器具、冷蔵庫、机・イス、腕時計と高額商品が並ぶ。
照明器具は蛍光灯などの消耗品を買いだめする人が多かったため、ランクインしたようだが、やはり増税の影響が大きい高額商品の買い替えや購入が目立った。
「1~2年以内に冷蔵庫や洗濯機といった高額白物家電の買い替え予定があるのであれば、消費増税前に購入したほうがいいでしょう。ただ、春先は新商品が増えますから、値段が高止まりします。秋にニューモデルが出るのを待てば、大きく値下がりし、消費税アップ分など、すぐ飲み込めますよ。私の立場であんまり言っちゃいけないんですが(笑)」(家電量販店店長)

一方、消費増税前の購入は控えたほうがいい家電製品もあるようだ。
「パソコンやテレビは、商品入れ替えサイクルが早く、1年経てば値段はガラッと変わります。季節性のあるエアコンは、冬期や夏期の終わりに値段や工事費用が安くなる傾向があり、消費増税時期に関係なく、最低3月まで待ったほうがいいです」(前同)

一方、日々の生活に欠かせない生活必需品はどうだろうか?
まずは、トイレットペーパーや石鹸、洗剤といった消耗品類だ。
「時間が経っても傷んだりしない日用品や食料品は、買いだめをお勧めします。シャンプーや長期保存できる缶詰、インスタント食品など、買いだめしても無駄にはなりません」(大手スーパー店長)

同店長は、下着類やハンカチ、靴も消費増税前の購入がお勧めと太鼓判を押す。
ただし、過度の買いだめは逆に損をする可能性もあるので、要注意。
「前回、消費税が3%から5%になった97年も、日用品の買いだめが起きました。ですが、たとえば歯磨き粉を10本まとめて買った人が、ストックがあるからと雑に扱い、最後の最後まで使わずに捨ててしまいがち。これでは、節約のつもりが無駄遣いになってしまいます。一つひとつを大事に使ったほうが、結果的に得します」(経済ジャーナリスト・荻原博子氏)

無用な買いだめするより、「増税後でも、セールの機会を見て安売り店で購入したほうが、お得になる可能性が大」と荻原氏は言う。

01月12日公開のvol.02に続く・・・。

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