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日米球界の大暗闘 田中将大の「メジャー極秘交渉」 vol.01

[週刊大衆02月03日号]

新ポスティング制度を利用して、メジャーリーグ移籍の意思を表明している東北楽天ゴールデンイーグルスの【絶対エース】田中将大(25)とメジャー球団の交渉も、いよいよ大詰め。
交渉期限となる米東部時間24日午後5時(日本時間25日午前7時)までには、田中の新たな所属球団の名が明らかになる。

年明けの1月8日(日本時間9日)、肩や肘のメディカルチェックを受けるため、急遽、米ロサンゼルス入りした田中は、2泊4日の滞在中に、メジャー10球団以上と交渉したといわれる。
「交渉の場には、田中の代理人を務めるケーシー・クロース氏も同席。同氏はヤンキースの主将デレク・ジーターや、ドジャースのエース、クレイトン・カーショウなど、メジャーの超大物の代理人も務めている凄腕なので、田中も心強いでしょう」(スポーツ紙記者)

念願のメジャー移籍へ、登山でいえば9合目まで漕ぎつけたマー君だが、ここまでの道のりは決して平坦なものではなかった。
昨シーズン、開幕24連勝という圧倒的な成績を残し、楽天のリーグ優勝と日本一の立役者となった田中が、メジャー移籍の意思を明らかにしたのは昨年12月17日のこと。
「来シーズンのことを考えたときに、新たなステージで自分の力を出したい、挑戦したい、というふうに思いました」
淡々とした口調でそう語った田中だが、「彼が最初にメジャー挑戦を口にしたのは、実は一昨年の契約更改のときなんです。なので、2年越しの願望ということになりますね。田中なりに周到な準備を重ねてきたことは確かで、メジャー入りしたときの全面サポート役として球団の広報部長だった佐藤芳記氏に白羽の矢を立てたのも、その一つ。佐藤氏は、昨秋にはサポート役になることを決めていたとか。メジャー事情に詳しい楽天・星野仙一監督に代理人について訊ねたこともありました」とスポーツ紙ベテラン記者が明かし、こう続ける。
「星野監督は"メジャーでやるなら、腕利きの代理人を選ぶことが大事"と田中に諭し、何人かの代理人候補を選んで、田中に教えてやったという話です。監督に聞くと"そんなこと、あったかな"と、とぼけられそうですけどね」
事実、星野監督は終始一貫、田中のメジャー移籍を容認。後押ししてきた経緯がある。

一方、楽天の三木谷浩史オーナーは当初、「若者が海外に挑戦するのはいいこと」と、田中のメジャー入りを認める発言をしていたが、球団に支払われる譲渡金の上限を2000万ドル(約20億円)に定めた新ポスティング制度が決まった途端、「メジャーに行かせるつもりはない」と翻している。

一時は100億円まで高騰するのではないか、といわれた田中の譲渡金が、MLB(大リーグ機構)の申し入れによって20億円まで引き下げられたことは、楽天にとっては痛手だった。

だが、「田中の希望を尊重せよ」「メジャーで投げるマー君が見たい」という世論に押される形で、12月25日、楽天の立花陽三球団社長は「田中のメジャー挑戦を認める」と発表。

結果的に、それが田中への大きなクリスマスプレゼントになったわけだ。
「楽天の不満は、球団に2000万ドルのトレードマネーを払えば、選手と自由に交渉できる新ポスティング制度は、実質的にFAと変わらないではないか、という点にあるんです」(スポーツ紙デスク)

最低でも40~50億円と踏んでいた譲渡金が20億円に抑えられたとあっては、三木谷オーナーも面白いはずがない。
「ただ、楽天の優勝パレードにもカネを出さず、ドケチの烙印を押されてしまった三木谷オーナーからすれば、損得勘定だけで田中の移籍を判断したと思われることは避けたかったはず。世間の反応を見ながら、楽天の英断と言われるようなタイミングを見計らってポスティング容認を発表したということでしょうね」(民放スポーツ局記者)

それに引き換え、メジャー移籍の雲行きが怪しくなり、今季は残留か、と言われた際も「球団の決定に従うだけです」と、落ち着き払って答えていた田中。器の大きさはさすがだ。

さらに、立花社長が、「田中が本拠地球場の設備改善に充ててもらうため、(球場を所有する)宮城県への寄付を申し出た」と発言したことに対して、MLB(大リーグ機構)は猛反発。
「直接・間接を問わず、NPB(日本野球機構)球団がポスティング・フィー以外の金銭を受け取ることは協定違反の可能性がある」と、さっそくNPBにクギを刺してきたのである。
「MLBは田中の契約金と年俸が、日本の球団にキックバックされるのではないかと警戒しているんです。メジャーの球団との契約は田中個人と交わすものであって、旧所属球団は関係ないというのが、彼らのスタンスですからね」(前出・スポーツ紙デスク)

01月28日公開のvol.02につづく・・・。

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