日刊大衆TOP 芸能

影の監督日中落合阪神掛布「親分力と野望」ガチンコ勝負!vol.01

[週刊大衆01月06日・13日合併号]

「まさか、あの二人が球界に舞い戻ってくるとはねえ……」(スポーツ紙デスク)

阪神、中日の両球団に相前後して復帰した超大物の動向に、ファン、メディアが熱い視線を送っている。
言うまでもなく、「あの二人」とは、阪神の掛布雅之GM付き育成&打撃コーディネーター(DC)と中日の落合博満GMのこと。
「ともに、現役時代は球界を代表するスラッガー。球界を離れた経緯から、【もう復帰はない】と思われていた二人が、まさかの大逆転で球界に舞い戻ったことが、驚きとともに、ある種の期待感をもって迎えられているんです」(前同)

阪神には和田豊監督、中日には谷繁元信監督(選手兼任)という歴とした指揮官が存在するが、「本物の監督の影は薄く、落合GM、掛布DCのほうが、ともすれば監督らしく見えてしまう」(同)

メディアも、落合GMを"総監督"、掛布DCを"実質的監督"であるかのように扱っている。
「なかでも関西のスポーツ紙は連日、掛布氏の一挙手一投足を事細かに報道し、掛布DCフィーバーが巻き起こっています」(スポーツ紙阪神担当記者)

野球解説者の江本孟紀氏はこの現状に、二人が、このまま両チームの監督に就任する可能性も大だと語る。
「二人とも先々に、そういう(監督就任の)チャンスがあることは間違いないでしょう」(江本氏)とはいえ今回二人が「監督」ではなく、GMあるいはDCというワンクッション置いた肩書きになったのには、相応の理由がある。

また、事情は異なるが、それが「復帰はない」と信じられていた根拠でもある。

まず、落合GM。
監督時代の8年間に4度のリーグ優勝、1度の日本一(リーグ2位)、Bクラスなしという実績の「名将」が契約満了でチームを去らねばならなかった理由とは?
「"観客の入りが悪い""勝っても人気が出ない"などが、落合解任の理由といわれていますが、実は最大のネックとなったのは"カネ"なんですよ」

古参の中日OBはこう明かし、さらに続けて、「中日の場合、監督の年俸は前年度より好成績なら自動的にアップするシステム。それまでの監督は勝ち続けることはなかったので、常識的な金額に収まっていたんですが、落合監督の場合、大幅アップはあっても極端なダウンはなかった」

最終的に膨れあがった年俸は、3億円とも4億円ともいわれる。

「さらにポストシーズンは、日建ての別契約。また、外国人選手やコーチの年俸に絡むさまざまな噂もあった。"これ以上は払えない"というのが落合解任の最大の理由です」(前同)

一方の掛布氏も、落合氏とはかなり意味合いが違うが、"カネ絡み"の話が阪神復帰の障害となっていた。
「09年、経営していた複数の飲食店の営業不振などによる多額の負債が発覚、自慢の豪邸は競売にかけられ、11年6月に第三者に転売されました」(事情通)

同年7月には、「掛布企画」が倒産した。
「また、掛布氏の場合、借金騒動以外にも黒い交際の噂などもありました。なかでも最大のネックは、長く阪神のオーナーを務めていた久万俊次郎氏に徹底的に嫌われていたことですね」(前出・阪神担当記者)

そもそも掛布氏が久万オーナーに嫌われたのは、現役時代、親会社が公共交通機関である阪神の選手でありながら交通事故を起こしてしまったこと。
久万オーナーは「オレの目が黒いうちは掛布を阪神には戻さない」と公言していたともいわれ、"断絶状態"が続いた。

その久万氏が亡くなったのは11年11月だった。
「借金騒動の直後だけに、"雪どけ"はまだ先だと誰もが思っていたんですが、実は翌12年ごろから、阪神と掛布氏が頻繁に接触しているという話が伝わっていました」(前同)

12年11月に行われた巨人・阪神OB戦への出場が雪どけのサインという見方も出ている。
「いきなり監督ではなく、DCという聞き慣れない肩書きにしたのは、掛布氏の身辺に万全の自信が持てない阪神の"観測気球"。ファンやマスコミの反応を見ているということでしょう。問題がなければ、"次の段階"に進むはず」(同)

野球評論家の橋本清氏は、「掛布さんは、これまで解説ばかりやっていたので、テレビの人というイメージが強かったんですが、みんなと汗を流しているうちに"現場感"が身についてくるはず。そうなれば、おのずと監督にしようという声も出てくるでしょう」と評する。

一方の落合GMは、掛布DCがオーナーに嫌われてチームに戻れなかったのとは、まったく逆に、「オーナーに気に入られているから、監督にもなれたし、チームにも復帰できた」(前出・スポーツ紙デスク)と言う。

「落合の場合、名古屋財界からの猛反発もあって、白井文吾オーナーは監督にすることを断念しました。落合GMは腹心の森繁和をヘッドコーチにして、プレーイング・マネジャーの谷繁をコントロールするという方針を立てた。GMでの復帰とは、うまい落としどころですよ」(前同)

前出の橋本氏は、「落合さんは、単に監督をやるよりGMという形のほうが面白い。監督落合は、もう何をするかわかっているし、みんなから批判もされる。ワンクッション置いた形のほうが受け入れやすい」と、この人事を評する。

1月3日公開のvol.2につづく・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.