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孤高のランナー川内優輝が「陸連」と「箱根駅伝」を斬る! vol.02

[週刊大衆12月30日号]

「私は埼玉県立春日部東高校時代の怪我で挫折し、強豪高校→箱根駅伝常連校→実業団という日本型エリートシステムから脱落しました。しかし、だからこそ、新たな練習方法や考え方と出会い、私の競技力は飛躍的に向上し、ナショナルレベルまでに到達したのです」(川内選手)

転機となったのは大学時代。
箱根駅伝(1月2~3日)に出場したこともない学習院大への進学だった。
「ケガが癒え、前向きになった私の競技に対するモチベーションに火を点けたのが【関東学連選抜】でした。強豪校が最大の目標とする箱根で彼らに勝ちたい。その反骨心が私を強くした。結果、6区山下りで強豪校と互角の走りをして、目標の60分切りを達成したことで、いまに繋がる大きな自信をつけることができました」(川内選手)

学連選抜とは、毎年10月の予選会で出場権を得られなかった大学の中から、個人成績の優秀な選手を選抜したチームのこと。
「08年には4位に入ったこともありますが、参加選手の大学がほぼ同じになっているため存続が議論され、一時は廃止に追い込まれました。14年は不採用ですが、15年には復活する予定です」(前出・スポーツ紙記者)

この学連選抜への思いを川内選手は、こう語る。
「国公立を中心にしたスポーツ推薦のない大学の選手に、"箱根に出られるかもしれない"という夢や希望を与えてきました。高校時代に挫折した選手にも"再チャレンジ"のきっかけを与えてくれたんです」

まさに、この"再チャレンジ"に成功したのが川内選手だったのだ。
「学連選抜出身者の仲間には、今年のシカゴマラソンで7位になった佐野広明君(麗澤大卒)や、日本選手権の5000メートルで入賞したこともある梶原有高君(松陰大卒)がいます。今年の箱根予選会では、東工大の松井将器選手がいい走りをしたのに、学連選抜がないので出場できません。東工大が箱根路を走れば、歴史に新たな1ページが加わったのにと、悔しく思っています」(川内選手)と言うように、川内選手に続く学連選抜出身のランナーが頭角を現していることもあり、廃止には真っ向から反対している。

「箱根駅伝は道路補助員などのスタッフに、弱小校や中堅校の選手を動員して支えられています。学連選抜を廃止して、彼らの目標を奪うのであれば、いっそ導入と同時に増やした出場枠5枠を削り、かつての一部の大学で盛り上がっていた狭き箱根駅伝に戻すべきだと思います」(川内選手)

ひたむきな雑草魂を持つ川内選手に国民は大きな期待を寄せている。
リオ五輪に向けて、頑張ってくれ!

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