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日本シリーズ伝説ヒーロー20人 Vol.4

[増刊大衆11月26日号]

西武の主砲だった91年、日本シリーズMVPを獲得した秋山幸二が、ダイエーの主砲として日本シリーズに出場し、再びMVPとなったのは99年のこと。
複数球団でのMVP選出は史上初の快挙だ。

この年、セ・リーグの覇者は星野仙一監督率いる中日ドラゴンズ。
ダイエーの指揮官は王貞治だった。

第1戦、ダイエー・工藤公康、中日・野口茂樹という、その年のリーグMVP同士の投げ合いとなった。
試合は、6回表まで0-0が続く息詰まる投手戦に。
ここで均衡を破り、シリーズの流れをダイエーに引き寄せたのが秋山の打棒。
この回、先頭打者として打席に立った秋山は、シリーズ通算14本目となる本塁打を左翼席に叩き込む。
この失点に動揺した野口は、さらに2点を献上。
この3点が決め手となって、ダイエーが初戦をものにした。

第2戦は、中日の打線が爆発。
8対2と打ち勝って、対戦成績を五分に戻す。
秋山はこの試合でも2号ソロを放ち、一人、気を吐いた。

第3戦。
中日はベテランの山本昌、ダイエーは2年目の永井智浩を、先発のマウンドに送り出す。
中日は初回に2つの四球でチャンスを迎えるが、立浪和義が三振に倒れ、好機を逃す。

4回表、均衡が破れる。
4番・小久保裕紀がセンター前ヒットを放つと、5番・城島健司が山本昌から左翼席へホームランを打ち込み、2点を先取した。

一方、2回以降は打線が沈黙し、走者すら出せなかった中日にチャンスが訪れたのは6回裏。
先頭の益田大介が四球で出塁。

一死後、2番・久慈照嘉の打った球はライト方向にぐんぐん伸び、あわや同点ツーランというライトへの大飛球。
スタンドに入らなくともフェンス直撃は確実で、1点は仕方がない。

誰もがそう考えた瞬間、ライトを守っていた秋山はフェンスを駆け上り、フェンスに当たる直前にダイレクトキャッチ。
フェンスに直撃したものと思い込んで飛び出した一塁走者の益田は帰塁できずに、ダブルプレーが成立。
何が起きたのかわからず呆然と立ち尽くす益田の姿が、テレビに映し出された。
この秋山の超美技で中日の反撃は途切れ、ダイエーが勝利。
流れは完全にダイエーのものとなり、3戦、4戦、5戦と連勝。
4勝1敗でシリーズを制した。

12月08日公開のVol.5につづく・・・。

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