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日本シリーズ伝説ヒーロー20人 Vol.3

[増刊大衆11月26日号]

長嶋・巨人と森・西武の最後の対決となった94年のシリーズで、獅子奮迅の活躍を見せたのが槙原寛己。
この年、完全試合を達成し、乗りに乗っていた槙原は、万全の状態でシリーズを迎えた。
初戦を桑田真澄で落とした巨人にとって、2戦目は正念場。
ここで連敗すれば、シリーズ制覇に黄信号が灯るところだった。

10月23日、東京ドーム。

工藤公康、槙原の直接対決となった試合は予想どおりの投手戦となったが、初回、原辰徳の先制タイムリーで挙げた虎の子の1点を槙原が4安打9奪三振、三塁を踏ませない快投で守り切り完封勝利。

シリーズの流れを巨人側に引き寄せた。
槙原が2度目に登場したのは10月29日の第6戦。
3勝2敗と先に王手をかけた巨人が、本拠地・東京ドーに戻って勝負をかけるという絶好のシチュエーションだった。

相手投手は、再び工藤。

第2戦の雪辱か、それとも返り討ちか。
決戦の火蓋が切られた。
槙原の立ち上がりは、それほどよくなかった。
肘に痛みを感じたので「塗り薬と飲み薬で対処した」という。

この試合で巨人は2回、無死一、三塁から岡崎郁の犠飛で先制。
3回には二死一、二塁から岸川勝也の適時二塁打で追加点を挙げ、優位に立った。

一方、この日も槙原の投球が冴え渡る。

西武に1回一死一、二塁のチャンスを与えてしまうが、清原和博、鈴木健を連続三振に斬って落とし、つけ入る隙を与えない。

このシリーズ、桑田や斎藤雅樹からホームランを打ちまくっていた清原だが、槙原には、まったく手が出ない。
西武は8回に、なんとか1点を返すのが精いっぱい。

結局、3-1で巨人が試合をものにし、長嶋監督は初めて「日本一監督」の称号を手にする。

実は、このシリーズ、槙原以外にも、様々な選手が活躍している。
シリーズ初の三者連続三球三振を奪った工藤、シリーズ4本塁打を放った清原、3試合に登板し、1勝1敗1セーブの成績を収めた桑田。

しかし、最終的には、要の試合に登板し、2勝0敗、2完投、1完封、防御率0・50と驚異的な成績を挙げた槙原がMVPを獲得。

槙原が西武の主砲・清原を完全に沈黙させ、エースの工藤に2度も投げ勝ったことが、巨人のシリーズ制覇に大きく貢献したことは言うまでもない。

この勝利で、長嶋監督は、西武を破った初めての巨人軍監督となった。

12月07日公開のVol.4につづく・・・。

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