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褒めない、教えない、笑わない!落合博満「冷血指揮官伝説」 vol.1

[週刊大衆12月09日号]

中日ドラゴンズの落合博満ゼネラルマネジャー(GM)が、就任直後から辣腕ぶりを発揮し、球界に衝撃が走っている。

11月5日から始まった中日の契約更改。セ・リーグ5位という不甲斐ない成績に終わったとはいえ、主力選手の年俸が軒並みバッサリと削られてしまったのだ。

和田一浩=3億3000万円→2億5000万円、吉見一起=2億9000万円→1億7400万円、荒木雅博=1億7000万円→1億200万円。退団した井端弘和の2億5000万円を加えれば、最終的にはトータルで8億円超ものコストカットに成功した。
「厳冬更改にも、ゴネる選手がいなかったのは、初日に井端が88%減の3000万円という提示を受け、退団してしまったことが大きい。この井端ショックで選手たちは震え上がってしまったんです」(スポーツ紙記者)

いまでこそ、落合GMとの関係が冷えきってしまった井端だが、監督時代の落合GMに最も心酔していたのが、井端だったと言われている。
「当時の落合監督も、井端に目をかけていました。荒木との鉄壁の二遊間コンビは中日の"核"でしたからね。アライバに衰えが見え始めた2010年、監督は井端をセカンドに、荒木をショートにコンバートする策を取ったんですが、井端の選手寿命を延ばすことが最大の目的だったんです」(スポーツ紙デスク)

しかし、結果的に、このコンバートは失敗だった。
セカンドに違和感を覚えた井端は、落合監督が退任して髙木守道監督が就任した12年から、元の守備位置・ショートに戻った。
「落合GMにしてみれば、可愛さ余って憎さ百倍なんですよ。実は、落合GMの中で、井端は当初は戦力外だった。だけど、谷繁元信監督の説得に落合GMも残留に翻意したんです。ただ、提示されたのは3000万円ぽっち。これは自分を裏切った井端への落合GMの"見せしめ"なんです」(前同)

目をかけていた選手でも、自分が見限ればバッサリという落合GMの「冷徹さ」は、監督時代から一貫している。
「落合は、立浪和義を次期監督候補として、じっくり育てようと考えていたんですが、"落合に関わるのはまっぴら"とばかりに、立浪は引退してしまった。怒った落合は、即座に森野将彦に立浪の背番号3を譲ることを決意したんです」(スポーツ誌編集者)

しかし、森野はこれを固辞する。
「オフにゴルフのラウンド中の森野に、落合監督から"3番をつけてほしい"と電話があったんです。恐れ多いので断ったら、その制裁なのか、森野自身がそれまでつけていた31番の背番号を剥奪され30番に変えられたんです」(球界関係者)

結局、立浪の背番号3はPL学園出身の吉川大幾に譲られることになる。
落合GMの冷血ぶりを示す、このようなエピソードは枚挙にいとまがないが、采配の面でも随所に、そうした一面が見られる。

最も有名なのが、07年の日本シリーズで完全試合目前の山井大介を9回に降板させ、抑えの岩瀬仁紀をマウンドに送り込んだシーンだろう。

この事件にはスポーツマスコミ、球界関係者の間で賛否両論が巻き起こった。
「王貞治さんをはじめ、現役の監督や監督経験者のほとんどは、個人の記録よりも確実な勝利を優先した落合監督の采配を支持していますが、もちろん一般のファンからは反対意見が多く出ました」(前出・スポーツ紙デスク)

野球解説者の江本孟紀氏は、「結局、ああいうことをやるのは、自分が他人とは変わったことをしたい。それだけのこと。それがたまたま、うまくいっただけですよ。野球は客がいてナンボだということを忘れてしまっている」と憤慨する。

落合批判の急先鋒とも言われる江本氏だが、それでも、選手に多く練習をさせたことに関しては高く評価している。
「ある程度の能力を持った選手が、あれだけの練習をすれば力を発揮しますよ。それに当時は、7回以降を任せられる抑えの投手も充実していた。落合監督が就任したタイミングがよかったんです」(前同)

とはいえ、力を持った選手たちが、それぞれの力を最大限発揮できるように持っていく落合流の「人心掌握術」は、ある意味では大したもの。

12月03日公開のVol.2につづく・・・。

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