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奇々怪々春日山親方株騒動の大罪

[週刊大衆12月02日号]

一年を締めくくる九州場所の真っ最中に、爆弾が炸裂した。
「八百長騒動で、2011年に前代未聞の本場所中止という事態を招いた痛手から、日本相撲協会はまだ立ち直っていません。協会は、八百長の元凶は年寄名跡、すなわち親方株の売買だと見ています。あまりに高額で、購入には八百長でもしてカネを貯めないと無理――というのが、力士たちの思考回路ですから」(スポーツ紙記者)

そのため、協会は親方株の売買、担保入れを禁じる方針を打ち出し、今年12月20日までに全親方に親方株の提出を命じたのだった。

ところが、11月11日に大騒動が勃発。現・春日山親方(元幕内・浜錦)が、先代親方(元幕内・春日富士)を相手取り、親方株返還訴訟を起こしたのだ。

訴状などによれば、先代は現親方の親方株を取り上げ、それを自身の借金の担保に。
そして、親方株は現在、先代にカネを貸したY氏の元に渡ったという。
「要するに、先代は現親方に株を譲ったものの、"代金"が足りないと親方株を取り上げ、自分の借金のカタとしてY氏に渡した、ということです」(夕刊紙記者)

実は、10月には先代が現親方を相手取り、春日山部屋(先代所有の神奈川県川崎市の5階建てビルの一部を使用)の家賃未納で、未返済分の支払いと建物明け渡しを求めて提訴している。

ドロ沼の訴訟合戦の渦中にある現親方を直撃した。
「先代には自分を後継者に指名してくれた恩は感じています。誠意を持って先代に功労金をお支払いする意思はありますが、一時示された3億8000万円なんて金額はとても払えません。家賃の件は、それまで月額60万円だったのを突如、今年から2倍以上の134万円に値上げされました。しかし、60万円は周辺の相場で妥当な額。値上げの理由がなく、これまでどおり60万円を支払っていたにもかかわらず、提訴されたんです」

本誌は現在、親方株を保有しているとされる前出のY氏にも連絡を取ったが「まだ訴状も届いてませんし、何もお話できません」との回答だった。

実は先代のカネの無心に悩んだ現親方は協会に相談。その結果、今年5月、一度は親方株は再発行された。
ところが7月に入り、協会はその再発行された親方株を無効として取り消している。
取り消した理由を、北の湖理事長はスポーツ報知の取材に対して「(現親方)本人が取り消しを求めたから」と答えたが、現親方は否定している。

「再発行したり、すぐ取り消したり、デタラメもいいところ。改革も何もあったものじゃない。実は親方株の売買禁止は、前理事長の放駒元親方が打ち出したもの。しかし、親方株の利権を手放したくない親方は多く、彼らが中心になって、北の湖理事長の再登板を実現させた。さらに、北の湖は先代春日山にいろいろな"借り"があり、強く出られないという話もある」(協会事情通)

理事長も寄り切られ、改革はうやむやという幕切れだけは見たくない。

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