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“元千代の富士”九重親方「がん再発重病説」で角界大混乱

[週刊大衆12月28日号]

“元千代の富士”九重親方「がん再発重病説」で角界大混乱

 筋骨隆々の細身でなみいる大男を次々と撃破していったウルフ。伝説の男に降りかかった大問題を追った!

「客入りが好調で盛り上がりを見せている一方で、これまで角界を支えてきた名横綱が病魔に体をむしばまれていく。とても複雑で、やるせない心境です……」と呟くのは、ある大相撲関係者。それも無理はない。9月場所13日目の11月20日、12年から日本相撲協会理事長を務めていた北の湖敏満氏が、直腸がんによる多臓器不全で、62歳という若さで急逝。角界に圧倒的な存在感を示し続けた昭和の大横綱の死に、日本中が悲しみに包まれた。

 そして今度は、あの名横綱に、重大な健康不安説が急浮上。本誌に、こんな情報が寄せられたのである。「元横綱・千代の富士の九重親方(60)が現在、専門の病院で、放射線治療を受けているというんです」(前出の大相撲関係者) 去る9月、九重親方は、今年6月にすい臓がんの手術を受けていたことを明かしていた。「6月1日に60歳となった九重親方は、その前日、太刀持ちに白鵬、露払いに日馬富士という現役横綱を従えて還暦土俵入りを行い、元気な姿を見せていました。ですが、その約2週間後に手術を受けていたというんです。約1か月の入院治療で体重は13キロ減ったものの、早期発見で命に別状はないといわれ、9月の秋場所では監察委員の職務に復帰。本人も周囲に“もう健康体だから大丈夫”と話していたといいます」(スポーツ紙記者)

 実際、11月25日に行われた北の湖理事長の通夜では、「何も(言葉が)出てこない。信じられない。これが現実なのかという感じ」と、集まった取材陣にコメントを残している。「そのときの親方は、とても病状が深刻な様子には見えませんでしたね」(前同) また、同日には、新十両昇進が決まった弟子の千代翔馬の部屋宿舎での会見にも出席しており、「九重親方は、“親方みたいな相撲を取りたい”と新十両への意気込みを語った千代翔馬に、“相当遠いぞ、お前!”と厳しいツッコミを入れて、集まった取材陣を笑わせていました」(同)

 こう見ていると、とても健康不安があるようには思えず、我々が憧れたウルフの姿のままなのだが……。しかし、すい臓がんの性質を考えると、安心などできないようだ。医療ジャーナリストの牧潤二氏は、「あくまで一般論」としながら、こう説明してくれた。「すい臓がんは症状がほとんどないうえに進行が早いため早期発見が難しく、発見されたときには、かなり進行しているケースの多い、非常にやっかいながんです。根治には、外科手術により病巣部分を完全に切除する必要がありますが、手術したとしても、5年生存率は極めて低いことで知られています」

 なんでも、5年生存率は、部位別がんの中で最下位の5%。リンパ節転移が早い段階で見られるため、切除が行われた場合でも、約7割が再発するというデータがあるという。九重親方の「健康体だから大丈夫」という言葉を、とても鵜呑みにはできないことが分かるだろう。

 大相撲関係者は、「放射線治療が行われているならば、すでに再発、転移の可能性もあるのではといわれています」と語り、こう続ける。「九重親方が行っているのは、放射線治療の中でも、重粒子線治療と呼ばれるものだそうです。従来のエックス線より深い場所に、より強いエネルギーをピンポイントで与えられる先進医療で、実は北の湖理事長も亡くなる直前まで、同じ病院で同じ治療を受けていたそうです」 九重親方は本当に大丈夫なのか!?

 本誌は九重部屋に取材を申し込んだが、3度にわたり担当者不在で、コメントできないとのこと。ついにはギリギリになって、「後援会に聞いてください」と告げられ、すぐに後援会に連絡をしたが、結局、締め切りまでに回答を得ることはできなかった。血のにじむような稽古で肩を鍛え、ハガネの筋肉で固めることにより脱臼癖を克服し、いくつもの大記録を打ち立てた九重親方である。すい臓がんにも、簡単に負けるようなことはないと信じたいのだが……。

 この九重親方の健康不安説が大きな影響を及ぼすのが、来年の1月場所終了後の理事選の行方である。「注目は、10人の新理事の互選で決まる新理事長です。本命は、現在、理事長代行を務める、協会ナンバー2の役職・事業部長の八角親方(元横綱・北勝海)といわれていますが、九重親方も、有力候補の一人といわれていました」(別の大相撲関係者)

 九重親方は前回の理事選でも、理事長への意欲を持っていたが、理事長どころか、まさかの理事落選。その後、取組の不正を取り締まる監査委員に就任といえば聞こえはいいが、要はヒラの委員へと降格させられていた。「今回こそはと、理事への返り咲き、さらには理事長ポスト獲りへと着々と根回しを進めていたそうです。しかし、重大な健康問題を抱えたままだとすると、そもそも理事選に立候補できるかどうか……」(前同)

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