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ナメられまくり! 野田の「内憂外患」

[週刊大衆09月10日号]

ヤクザの縄張り争いと一緒。組長が弱体化すると、途端にシマが荒らされる。このところの領土問題だ。竹島に韓国の李明博大統領が上陸し、慰安婦問題、天皇の戦争責任問題までいいだした。一方、尖閣諸島には中国人活動家が上陸し、やりたい放題。身柄は拘束したものの、「お咎めナシ」で強制退去処分。英雄気取りで中国に帰っていった。

それもこれも野田首相がいけない。消費税増税の国内政局で頭が一杯、解散・総選挙の主導権すら取れない状態だから、近隣諸国からナメられるのも当然だ。

竹島問題を記者団に聞かれて、「遺憾である」としかいえない。政府は「竹島が、どっちの領土なのか決着をつけるために、国際司法裁判所に提訴する」といっているが、国際社会では茶番だと見透かされている。

外務省関係者がいう。「司法裁判所への提訴は、領土を主張する双方の国が合意しないと裁判にはなりません。しかし、韓国側は"一顧の価値もない。わが国の領土であり提訴する理由がない"と一蹴しています。外務省としては首相の指示だから一応、提訴の手続きは取りますが、ま、アリバイ作りみたいなものですよ」

外務省は面従腹背。野田首相に従うフリをしながら、着々と権益回復を始めている。領土問題の混乱を利用して、米中韓の大使人事を外務省主導でやってしまったのだ。これまで大使や次官は官邸の「閣僚人事検討委員会」を経て決められていたが、今回は、この制度を吹っ飛ばして主要大使を決めてしまった。

「外務省は意中の大使人事をマスコミに流し、大々的に記事にさせたんです。野田首相は"了承した覚えはない!"と不満をぶちまけたが、あとの祭り。いまさら覆すこともできず、マスコミ辞令に従うしかないんです」(官邸事情通)

民主党は政治主導の象徴として、元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏を中国大使に起用していたが、外務省から実質更迭。米中韓の大使は外務省エリートがずらりと並んだ。近隣諸国からナメられ、外務省からも無視。この政権はもうダメだ。

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