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山本昌「49歳で挙げた勝ち星と50歳での登板」【プロ野球・レジェンド選手の感動プレー】

[増刊大衆12月27日号]

山本昌「49歳で挙げた勝ち星と50歳での登板」【プロ野球・レジェンド選手の感動プレー】

 多くのファンに愛された名プレイヤーが惜しまれつつグラウンドから去った。そんな彼らが現役時代に魅せた“感動的なプレー”を誌上再現!――中日一筋32年。投げるたび数々の記録を更新し続けてきた現役最年長の生きるレジェンド・山本昌(50=投手・1984年〜中日)が、ついにユニフォームを脱いだ。83年にドラフト5位で中日入り。当初はまったく勝てなかったが、88年のドジャース留学で投球のコツを掴むと同時に、伝家の宝刀・スクリューボールを身につけた。88年に帰国すると、89年から勝ち星を積み重ね、最多勝を3回獲得し、通算219勝を記録した。最後の勝利となったのは14年9月5日の阪神戦。「この頃、習得したツーシームとカットボールの多投による副作用で、スピンの効いた速球が投げられなくなっていました。それで、調子を取り戻すべく、この2球種を封印し、この日、ようやくシーズン初登板となりました」(全国紙記者)

 山本にとって、まさに死力を尽くした試合だった。4回まで毎回走者を出しながらも、要所要所を押さえて阪神打線を無失点に抑えた。味方打線が2点取ったあとの5回表。この回を抑えれば、勝利投手の権利を手にすることができる。だが、先頭打者の能見篤史にヒットを打たれ、中日ファンに緊張が走る。それでも次打者の上本博紀をダブルプレーに斬って取り、ピンチを免れた。その後、大和に二塁打を打たれるが、鳥谷敬をショートライナーに打ち取り、5回を無失点、49歳と0カ月で勝利投手となった。その結果、浜崎真二(阪急)が50年に達成したプロ野球史上最年長勝利投手記録の48歳4カ月を64年ぶりに更新し、晴れて球史を飾るレジェンドの一人となった。

 15年シーズンは、さらに記録を伸ばすことが期待されたが、シーズン前の二軍戦で右ひざを負傷したことが遠因となり、勝ち星の上積みはならなかった。最後の試合となった2015年10月7日の広島戦(マツダスタジアム)では、打者一人限定で先発。丸佳浩にスクリューボールを3球続けて投げてセカンドゴロに打ち取り、史上最年長試合出場記録、最年長登板記録などを更新。有終の美を飾った。

山本昌「49歳で挙げた勝ち星と50歳での登板」【プロ野球・レジェンド選手の感動プレー】

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