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小泉純一郎「永田町ブッ壊し」仰天計画スッパ抜き vol.2

的確なアドバイスにより、古巣・自民党の幹部たちを即座に動かす小泉元首相。その影響力は、今回の安倍氏と橋下氏の接近にも当然、及んでいる。
「いまも小泉氏に相談を持ちかける関係の安倍氏はいわずもがな、橋下氏の政治家としてのスタイルや信条は、小泉氏の影響をかなり受けていますからね。橋下氏は実際、当時の小泉氏の言動を勉強したとも聞きます」(前同)

現在、橋下氏を支えるブレーンを見れば、小泉元首相への明確な意識が垣間見える。たとえば、橋下氏の下、経済政策を担当するのが、小泉内閣で経済財政担当相を務めた竹中平蔵慶大教授であり、その竹中氏を支えた財務省出身の高橋洋一嘉悦大教授は橋下維新の税制を統括。はたまた、小泉政権時代に首相外交顧問をしていた岡本行夫氏も、橋下ブレーンになっている。

まさに橋下・維新の会は、小泉人脈総動員といってもいい陣容なのだ。
「ですから、橋下政権誕生は、小泉"第2次"政権の誕生と同義語だといわれています」(同)

当然、橋下氏の目指す国づくりは小泉元首相のそれと似てくる。
「政策は瓜二つです。2人とも、経済的にはグローバル化、市場競争主義、成果主義、能力主義といった新自由主義がベース。政治的には脱官僚化、強力なリーダーシップ、地方分権、財政再建であり、橋下氏が多くの識者たちから"小泉氏の再来"といわれる所以です」(自民党ベテラン議員)

そんな"小泉門下生"たる2人の急接近に、援護射撃をしている意外な人物がいる。自民党青年局長の小泉進次郎氏、ご存じ、小泉元首相の息子だ。
「進次郎氏は、これまで谷垣執行部に批判を繰り返してきた。たとえば、郵政民営化法案に衆院本会議で造反し、さらには谷垣執行部の全面審議拒否方針にも、公然とノーを突きつけています」(前出・デスク)

党執行部批判は、これだけではない。
先の消費増税法案では、3党合意破棄を迫って谷垣禎一総裁や大島理森副総裁に直談判。倒閣への決起まで迫ったのだ。
「進次郎氏の相次ぐ造反劇は、首相再登板を狙う安倍氏にとっては百万の味方を得たも同然です。父・純一郎氏と同じく、進次郎氏も、簡潔な言葉で自分の主張を伝える術が巧みで、自民党にいながら、清廉なイメージを保ち続けている。敵将の仙谷由人・元官房長官ですら、"テレポリティクス(テレビ政治)時代の天才だ"と舌を巻いたほどです」(前同)

進次郎氏の反・党執行部の行動は、父・小泉元首相が指南していると、永田町界隈ではもっぱらの噂だ。
「小泉さんは選挙を見込んで、いかにして民主党を追い込み、民主VS自民の対決構図に持っていけるかを考えたんでしょう。進次郎君が谷垣さんのお尻に火をつけたのも、それをベースに考えれば納得できます」(前出・ベテラン議員)

ゆくゆくは進次郎を頼むよさらに、ここに民主党を離脱した小沢一郎氏が絡んでいる、との声も聞こえてくる。
「現在、永田町で主軸として動いているのは安倍、小泉、小沢の三氏です。先日は、その小泉氏と小沢氏が密会したとの噂が流れた。ここで2人は、積年の恩讐を超えて意気投合。"安倍政権を作ろう"となり、将来の連合政権の際には"小沢さんが頭になってもいい。ただし、ゆくゆくは進次郎を頼むよ"という話にまで進んだといわれています」(前出・板垣氏)

よもや、政局の混乱に乗じ、息子の"将来の約束手形"まで得たということなのだろうか……。
稀代の政治家の影が見え隠れする「安倍&橋下共闘」。10月ともいわれる総選挙では、いかなる"風"が吹き荒れるのだろう。
「ただ、問題は選挙が終わったあと、どうするかです。松井大阪府知事と橋下大阪市長は、最終的に一枚岩ではなくなると思います。いまは大阪の維新であり、大阪の都構想ですが、そこから先、国政を担う、たとえば、憲法改正や領土問題、消費税など諸問題が出てきます。最終的に政策の優先順位を巡って、維新の会内部で大揉めする可能性があります」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

かつて「自民党をブッ壊す」と宣言し、改革を押し進めた小泉元首相。永田町に戻ってきた"変人"が今度は永田町そのものをブッ壊す!?

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