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「お父さん勝ったぞ!」格闘技ブーム、2001年の大晦日に発せられた名言集!

[シリーズ 逆説のプロレス vol.4]

「お父さん勝ったぞ!」格闘技ブーム、2001年の大晦日に発せられた名言集!

 格闘技ブーム真っ盛りの頃、毎年開催されていた大晦日格闘技興行。地上波のテレビ中継も入り、各団体は1年でもっとも注目されるマッチメイクを出し続けてきた。スター選手同士の闘いから、有名アスリートのデビュー戦といった、テレビを意識した話題性抜群のカードが並ぶ。そんな晴れの舞台で発せられた名言、迷言の数々を一挙紹介すれば、不思議と大晦日が熱かったあの時代の記憶が蘇ってくるのだ!

●「アヤ、お父さん勝ったぞ! お父さん、勝ったぞ~!」(安田忠夫)……2001年の『INOKI BOM-BA-YE』のメインで、安田忠夫がジェロム・レ・バンナを下し、愛娘の彩美さんに向けてマイクで絶叫した名言。会場にいた愛娘を直後にリングに上げ、肩車するシーンはあまりにも有名だ。リングを降りると、猪木は笑顔で張り手をかまし、当時、格闘技界の要人だった“プライドの怪人”百瀬博教氏も、「日本イチっ!」と絶賛した。安田の劇的勝利で、対抗戦7試合を、1勝2敗4分けで負け越す格好となったK-1の石井和義館長も、「親子愛には勝てなかった」と泣かせるコメントを残した。

●「ハイキックは、見えませんでした」(永田裕志)……2001年の『INOKI BOM-BA-YE』で、ミルコ・クロコップの左ハイキックにより、21秒で秒殺KO負けをした永田は、「強い選手でした。ほんのわずかのスキを見事にやられた」、そして「ハイキックは、見えませんでした」と、完敗を認めた。一方、ミルコはこの約2カ月前(11月3日)、PRIDEで髙田延彦と引き分け。髙田の消極的なファイトに激怒し、「髙田は弱虫野郎。2度と闘いたくない」と言っていただけに、きっちりと勝負がついたこの日は上機嫌。試合後のカウントダウンイベントでマイクを取り、「皆さん、楽しんでいただけましたか? 来年、もっと強くなって帰って来ます」と笑顔で公約した。

●「引き分けをしないのが俺のスタイル。勝つか負けるかだけさ」(ドン・フライ)……2001年の『INOKI BOM-BA-YE』で、K─1のシリル・アビディを2R、チョーク・スリーパーで下した後の発言。この日の大会は、全7試合が「猪木軍 vs K─1」の対抗戦として行われたが(他に猪木&サスケ vs ジャイアント・シルバ&紅白仮面のプロレス試合も)、なんと、1試合目の髙田vsマイク・ベルナルドから4試合連続で引き分け。ようやく5試合目に、激闘の末に決着をつけたフライの粋なコメントだった。それまでの視聴者の不満も払拭するかのように、同試合は同大会中継の瞬間最高視聴率を記録した。

●「コーチで来日したので、突然のオファーに驚いた」(エベンゼール・フォンテス・ブラガ)……2001年の『INOKI BOM-BA-YE』では、もともと藤田和之vsジェロム・レ・バンナ、安田忠夫vsレネ・ローゼが予定されていたが、藤田の負傷欠場により、安田vsバンナ、ゲーリー・グッドリッジvsローゼに。ところがローゼが、実父が危篤状態になったという知らせで12月30日、緊急帰国。K─1軍のコーチとして来日していたブラガが代役を務めることになった。結果は引き分け。相手のグッドリッジも、「友人なのでやりにくかった」と感想。大晦日格闘技大会の黎明期、並びに、猪木プロデュースらしい、ドタバタ劇だった。

<文・佐乃良朋/『シリーズ 逆説のプロレスvol.4』(双葉社)>

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