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ヌルヌル事件「滑るって!」など、格闘技ブームを彩った数々の名言&迷言たち!

[シリーズ 逆説のプロレスvol.4]

ヌルヌル事件「滑るって!」など、格闘技ブームを彩った数々の名言&迷言たち!

 2015年大晦日には各局で格闘技系の大会が放送され、今またブームが再燃するのではないかとファンは賑わっている。いまから約10年前の、格闘技ブーム真っ盛りの頃、毎年開催されていた大晦日格闘技興行。地上波のテレビ中継も入り、各団体は1年でもっとも注目されるマッチメイクを出し続けてきたが、そんなスター選手同士の闘いからは数々の名言や迷言が生まれている。

「滑る! 滑るって!」(桜庭和志)……2006年の『K−1 Dynamite!!』、桜庭和志vs秋山成勲の一戦で、桜庭は試合途中から、「(秋山の体が)滑る!」とし、試合ストップをアピール。聞き入れられず、隙をつかれた桜庭はTKO負けしたが、試合後も、「絶対何か塗ってる!」と強硬にアピール。試合直後は、「審判に触ってもらったけど、大丈夫という判断をいただいた。(桜庭の言葉は)ちょっと残念」と余裕だったが、事態を重くみたK−1サイドはビデオ映像にて検証。秋山がK−1で禁止されている、油分の入ったクリームを体に塗布したと判断し、翌年1月16日、秋山の失格処分と、無期限出場停止処分を決定した。

「今なら井上和香のマウント取れるで」(前田日明)……2006年の『K−1 Dynamite!!』で、前田の愛弟子、所英男が、グレイシー一族の業師、ホイラー・グレイシーと対戦。2005年大晦日にはホイス・グレイシーと引き分けている所だが、この日は強烈な跳びひざ蹴りを顔面に見舞うなど、終始圧倒し、3−0の判定勝ち。大喜びの前田は、地上波中継のキャスターであるセクシータレント、井上和香を引き合いに出し、その男っぷり溢れる勝利を讃嘆。「すごい選手に勝って納得してます」と、照れ笑いで応える所だった。

「新しい家も建てたいね」(エメリヤーエンコ・ヒョードル)……2006年の『PRIDE男祭り』のメインで、マーク・ハントと対戦したヒョードルは、羽根折り固めで勝利。PRIDEヘビー級タイトル3度目の防衛にも成功すると、「今後は相手が強ければ強いほどやりたい」とコメント。続けて表記の目標を口にし、その無敵さと余裕ぶりをのぞかせた。試合後は、ライバルのミルコがUFCに移籍することへの質問も飛んだが、「(自分と戦わずに済む)そういう時期がきたということでしょう」と、意に介さず、改めて最強ぶりを印象づけた。

「誰かが受けなきゃと思い、OKした」(ジョシュ・バーネット)……2006年の『PRIDE男祭り』でバーネットは、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対戦。この年のPRIDE全大会に出場し、5勝1敗の好成績を残し、髙田統括本部長に、「彼がいなければ、今年のPRIDEはどうなっていたか」といわしめる大車輪ぶりだった。それだけに疲労の蓄積もあり、大晦日のノゲイラ戦は「みんなに反対されたが」としながらも、表記のコメントでプロレスラー魂を見せたバーネット。予想通り、後半、スタミナ切れが目立ち、結局、判定負けしたが、試合ではデスバレー・ボムを見せるなど、存在感を示した。

「超人なので、ダメージはない」(ミノワマン)……2006年の『PRIDE男祭り』で、念願の田村潔司戦を迎えた美能輪育久は、この試合を機に、「新人類となるため」、ミノワマンと改名。記念すべき初戦となった。しかし試合は田村の膝蹴りでアバラをやられ、最後はサッカーボールキックでKO負け。だが、表記のコメントで、超人らしさを見せた。漫画『キン肉マン』に憧れた本人は、3年後、同漫画を再現したプロレス興行「キン肉マニア」のメインも務め、各超人とのコラボTシャツも発売されている。

「お前は去年、たくさんの人と子供たちを裏切った。オレは絶対に許さない」(三崎和雄)……2007年、PRIDEがUFCに買収されたことで、同年大晦日は、残ったスタッフが各団体協力の下、『やれんのか! 大晦日! 2007』を開催。同大会では、“ヌルヌル事件”を起こした秋山と三崎和雄が対戦。三崎が1RKO勝ちし、マイクで表記のように秋山を断罪した模様がテレビで流れた。だが、実際のマイクはこの後、「でも、今日試合をして、お前の気持ちがオレにも届いた。これからはリングの上でたくさんの人たちと子供たちに、誠意を見せて闘ってほしい」と続いており、TBSの放送スタンスに疑問が呈された。

<文・佐乃良朋/『シリーズ 逆説のプロレスvol.4』(双葉社)>

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